占いや運勢までいかないけど、妙に当たる気がする仕事運? 金運? の話。
占いといえば、占いだし、運勢見てると言えば、運勢見てる気も……。当たるも八卦当たらぬも八卦。
することは簡単。10円玉を手のひらに乗せ、目の高さへあげます。これで一生、食べることに困らないかわかるらしい……。
仕事やお金に困らなくなるということが、手のひらに乗せた10円玉からわかる理由に「なるほどな」と思いまして、紹介します。
占いといえば、占いだし、運勢と言えば、運勢かな。あっ、恋愛運やギャンブル運がどうかは……どうでしょう(曖昧)。
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占いも運勢も当たるも八卦、当たらぬも八卦でございますが……
理由や理屈を読んだり、聞いてて水の通りが良くって、妙に信用してしまうことがあります。「こういう感じの人はこういう感じになる」みたいな話です。
「嘘だろ」という話もたくさんあるのだけど、「言われるとそうね」という話もある。
占いも運勢も当たるも八卦、当たらぬも八卦が基本で、重要なのはどうしてそうなるのかという理由や理屈の話。理由や理屈に当たる、もしくは外れる現象が多く見られるから、そうなのだと言えるわけで(……つまりは確率という話)。
もちろん、そうだったなぁと思っても深入りするわけじゃないですよ(金運がどうの、仕事運がどうのって、手相書いてみたりなんてヤツですよ……)。
さて、富田薫『SHAPER'S HIGH』の冒頭に書かれていた話が面白かったのです。
10円玉をご用意ください。
ご存知の方もいらっしゃるでしょうけど、興味そそる話でありまして。
「こんな話を聞いたことがないだろうか? 手相までもいかない、多分、民間伝承のたぐいだけど。
ひらいた掌の、まん中のくぼんだところに十円玉を載せて、目の高さまであげる。真横から見てその十円玉が見えない人は一生、食べるのに困らないんだそうだ」
富田薫『SHAPER'S HIGH』3ページより。
やることに毒があるわけではありませんから、やってみましたよ。すぐにできますね、これ。
ただ、手を伸ばしてやるのか、手元で上げるのかイマイチわからないけれど、どちらにしても自分、十円玉が見えないといえば見えない……。おお……、これは……。
う、うんっ? 掌の角度問題? いやいや、そこ攻めたらだめよ〜。どこまで行っても平行、平行、平行四辺形でございますよ(をいをい)。
ポイントは「一生、食べるのに困らない」ところですね。10円玉が見えなかった場合、妙に、安心感があります。金運や仕事運の面において。
占いや運勢という感じからは違うところはあるんでしょうけど……。
関連→運勢占い本『未歳生まれは、超運すぎる人/橋幸夫』感想。未年は超運らしい。未年なので読んでみた。占いや運勢の意味と競馬の血統は似てる。変わるのは自分次第
「一生、食べるのに困らない」、話のネタになりますね
「推測するにこの話にはいくらかの根拠がありそうに思える。掌の窪みは足で言うと「土踏まず」のようなもので、足の裏の窪みが運動能力を表すひとつの指針となるように、手を多く使う人は五本の指の付け根の筋肉が発達している。当然、まん中は窪むことになる。
きっとこれは「手に職をつける」という表現が文字どおり、髪結いだの煙管職人だの手と道具を使って何かを作り上げる職業が特殊技能として高く評価されていた頃に成立した話なのだろう」
自分、いっとき道具と手を動かしまくって仕事している時期がありました。擦り傷いっぱいできたり、ばんそうこ貼ったり。そのときについたクセみたいなものがあって、掌のまん中にある十円玉が見えないというところでしょう。
いままでしてきたことを褒められた気がして、ちょっとほっこりします(気のせいですけども)。
富田さんのエッセイ集『SHAPER’S HIGH』、内容が好きで、何度か再読しているのですが、冒頭に出て来るこの話、面白い話だなぁと毎度思ってまして、ブログに書いてみました。
飲み屋でできる話ですよ、これ。おもしろネタ。手軽に盛り上がりそうで。って、やったことないですけど……。
以上、占いや運勢でもないけど、当たる仕事運?10円玉を手のひらに載せ、目の高さへあげる。これで食べることに困らないかわかるらしい【金運】という話でした。