競馬をスマホで。ネットで投票・馬券購入と言っても、競馬予想からアナログさを消すのは不可能【清水成駿氏の話】
「競馬をスマホで。ネットで投票・馬券購入することはもう当たり前の時代になりました」。
競馬場に行かなくっても、ウインズに行かなくっても、パソコンの前にいなくっても、スマホ一台あれば馬券は購入できます。
競馬投票することも可能です(JRAの回し者ではないぞ。ラッタッター)。
中央競馬・地方競馬、はたまた海外競馬まで、電波が繋がるところであれば競馬がスマホでひょいひょいとできる。馬券購入も口座があれば可能。
馬券が当たるかどうか、儲かる競馬予想になるかは別として、便利になりました(喜怒哀楽の回数も増えた?)。
しかし、「競馬予想からアナログさを消すこと」はできるでしょうか?
競馬をスマホで。ネットで競馬投票して馬券を購入することが手軽になっても競馬予想からアナログさを消すことはできるでしょうか?
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スマホがあれば、競馬・馬券の購入投票し放題の即席ウインズ
スマホ1台あれば、競馬を楽しむことが可能。馬券を投票、購入できます。
パソコンがあれば自宅ウインズしたりもできます。
競馬予想して、馬券を投票・購入することは簡単。
パソコンをもっとコンパクトにしたスマホだと気軽に喫茶店が、カラオケボックスが、漫画喫茶が即席のウインズになる。
いや、移動中の電車の中でも、誰かと会ってても似たようなものかもしれません。
スマホで競馬したり馬券の購入・投票してると気づかれないですることも可能です。
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競馬はスマホで馬券買えても、投票できても完結できない
スマホで競馬に投票できて、馬券も購入できるからと言って、競馬予想がデジタル競馬予想に向かうかというと、そうでもない。
競馬予想はデジタルでは完結しないんです。
「競馬予想からアナログさを消すことはできない」。
競馬には、馬券にはアナログさがある。馬券は紙ではなくスマホの中で競馬投票して、馬券を購入したものではあるのだけど、競馬予想全体までデジタル一色にはならない。
清水成駿氏が「競馬最強の法則で語った話」から、競馬データの見方から考える期待値狙いの危うさについて考えてみました。
競馬予想して、スマホで馬券を買うことには問題はないのだけど、競走馬が走る興味の派生先に思いがなくなるのは、やっぱりちょいと……違うものですよ。
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スマホで競馬に投票、馬券購入。しかしアナログさは残る競馬予想
スマホが使えて、競馬に投票して馬券が購入できることができても、アナログさを競馬予想から消せない理由。
それは、と言っても答えは当たり前すぎるのですが、競馬はデジタルなものが走るわけではないからです。
「種牡馬・産駒・血統・調教・馬体……」、デジタルなんて部分ではない要素はいくらでも上げられます。
実際の競馬のレースがデジタルなんて言ったら、スマホから「馬鹿かー。阿呆かー」と言われます(ほんとかよ)。
馬はデジダルではないし、騎手もデジタルではない。馬場も、そして予想する人間も。泥臭い面がたくさんあるわけです。
スマホやパソコンでデータや情報を扱えるのは競馬の泥臭い面を整理整頓したから。
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スマホで競馬、スマホで馬券購入時代にも、競馬必勝法の真実
競馬をスマホで楽しめる、スマホで馬券購入できる時代。
どんな時代にもきになる競馬必勝法というのは存在します。
「SPA!」2015.9.8号を読んでましたら「競馬必勝法の真実」なる記事が掲載されてました。
「競馬必勝法の真実ですか、ふーん」と読む。
競馬をスマホでできようが、馬券購入できようが、競馬や馬券の必勝法も攻略法も自分の中に築き上げるもので、いとも簡単に教えてもらうものではない。
と、言いつつ、良いことにしても悪いことにしても知らないと選択肢に登りませんから、この手の記事は気になって読む(立ち読みしないので読み終えた雑誌の山が増えて行くわけですが←整理せーい)。
内容はとある競馬予想プログラムの話でして「まあ、自分はこういうのまずやらないな」なんて、読んでたのです。
そこで思い出したのは、競馬最強の法則の清水成駿連載ページに書かれていたことでした。
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競馬投票・馬券購入の手軽さ。スマホを使った競馬予想の時代か?
スマホで手軽に競馬予想して、競馬投票して馬券を購入できるようになった。
しかし、どこまで行っても競馬からアナログさを消すことはできない。
外れ馬券裁判の卍氏が登場して以来(正確に言えば、有名になる前から2ちゃんねるにいたわけだけど)、データや情報の切り口収集が今までよりも盛んになったように感じる。
やれ「単勝回収率」だの、やれ「複勝回収率」だの。
悪い切り口ではないものの「どうしてそういう傾向を示すのか」まで掘り下げず、ただ期待値や指数が高いと飛びついて行く。
アナログさの匂い、競馬の匂いがしない話が漂い出したーー。
掴んでいない、期待値を追いかける? 清水成駿さんの喝
「ーーもうアナログ予想の時代は終わりで、デジタル予想の時代なのでしょうか?
「そんなことはありえない。それはおまえらの被害妄想だよ。コンピュータが人間を超えることはない」
ウン十年にわたってアナログな予想を続けてきた者たちの不安を、清水は拭い去る言葉を放った。で、その根拠はいかに。
「オレは『競馬は絶対に数値化できない』と考えている。数値化できないものの結果が、数式で判断するコンピュータにわかるとは思えない。しかも予想ソフトで自動的に馬券を買う人間が増えてきているのだろう。期待値狙いの馬券は、マネをする人間が増えれば増えるだけ、期待値が下がっていく。今は儲っていても、いずれ儲らなくなる日がくるんじゃないか」」
競馬最強の法則・2015.9 105pより。
ほんと、同感です。
期待値の期待さを考えずに、馬が馬場を駆けるなんて頭になくスマホを使って競馬予想して行く。馬券を購入する。
うーん、ありえない。
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スマホで競馬できても、アナログ競馬である
スマホで競馬ができたとしても、アナログな部分は残る。
自分は競馬を数値化しようと思わないし、出された指数に興味ないもので、余計にそう思った。
競馬のデータは1事象を記録して、次の1事象を記録するまでに時間差が絶対にあるものなのです。すると、時間差の間にはノイズが混じりやすい。
このとてつもなくアナログな感覚を忘れてるんでしょう。
例えば、馬場も芝とかダートではなく、コンクリだったりして、走るのもロボットだったりする競技がある。
それはデジタルでとらえられる要素が、バイアスが濃くなるからデジタルで予想が可能でしょうけれど、競馬はそういうものじゃない。
雨、風、自然現象の影響。他馬のペース。
人間の生臭いところ、精神的なところ。これを織り込む。だから面白い。探り甲斐のある視点が無数にある。ありすぎて困っちゃうくらい。
競馬予想に対して、デジタルに規則正しくを求めることはできるでしょう。
しかし、微妙なさじ加減を求めるのは酷です。いわゆるレース中にある「まぎれ」を競馬から消し去ることはできません。
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スマホ片手にデジタルな競馬の予想したい人を止めたりはしません
スマホで競馬の予想したり、投票して馬券を購入するのは確かに便利です。そこは否定しない。
けれど、便利さのまま競馬予想に関しても競馬予想ソフトにお任せしすぎてしまう感覚は養わない方がいい。道具は使ってなんぼ。
しかし、どのような準備と考えで使うかで便利さの具合も変わってくるもの。
つまらなくなるのは知ることが減るところから始まるものでありまして。数字の追いかけっこをし過ぎてると、知ることは多くならないものです。
「競馬に対する考え方や楽しみ方は人それぞれでいい。でも、ソフトが指示する馬券を自動的に買って、競馬が面白いのだろうかとは思う。もちろん、ソフト予想がダメというわけではないが、アナログは負け組、デジタルでないと儲らないという風潮は間違ってるよ。時間をかけて、しっかりと予想をすればするほど馬券は当たりに近づくし、儲けることも可能だとオレは確信している」
同上より。
復習可能な材料を用意できないと、どうしてよかったのか、どうして駄目だったのかを細部に渡って検証できない。
検証できないと、ネタにもできない。ネタが膨らまない。
ゆえにつまらなくなってしまう。馬券も当たらないし、面白くならない。
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スマホ使って、競馬の予想ソフトに頼りすぎて馬券買ってると?
スマホで競馬はいいのだけども。
ソフト予想に頼りすぎてしまうと、競馬のどこが楽しいのかわからなくなってしまう感じがあるんです。
アナログさにある泥の飛んでる感じがなくなる。
だから、自分は指数を取り入れない。指数の出され方には興味があっても。
馬はデジダルではなく、騎手もデジタルではなく、馬場もデジタルではない。そこに予想する側、馬券を買う側がデジタルこてこてになっても……。
むしろ、アナログこってこてにならないと。部分的にデジタルなものを取り入れるにしても、最終的にアナログで凌駕しないと。
競馬予想は、大数の法則に喧嘩売ってなんぼかな、ですよ。
期待値というのは、数字でがっちり固定されてるものじゃなくって、ある枠の中でブレてるものです。複勝のオッズに幅があるように。
以上、「競馬をスマホで。ネットで投票・馬券購入と言っても、競馬予想からアナログさを消すのは不可能【清水成駿氏の話】」でした。
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