読書ネタ【本屋ネタ】

お金を稼ぐ仕事や方法の参考に。商売とアイデアと工夫。ちきりん『マーケット感覚を身につけよう』感想

お金を稼ぐ仕事や方法の参考に。商売とアイデアと工夫。ちきりん『マーケット感覚を身につけよう』感想

 

ちきりん『マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法』(ダイヤモンド社)の感想・レビューです。

 

定価・1500円+税。263ページ。

 

マーケットという言葉に馴染みのない人が多いんじゃないかなぁ、というのがこの本の第一印象でした。

 

市場感覚を身につけようという本です。

 

と、いいますのはマーケット(市場)ってあっちこっちにあるんです。

 

例えば、スーパーは、スーパーマーケットの略。

 

多種多様な商品を揃えるお店です。多種多様な商品が揃う市場です。売り場ですね。

 

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日頃「マーケット(市場)」とは言わず、スーパーとだけ言ってると……

身近なところにマーケットがあっても、日頃スーパーとしか言っていないと、マーケットがあるぞというところまで気持ちがいかないところがある(たくさん商品があるということが「当たり前」になっちゃってるわけです……)。

 

なので、「マーケット」+「感覚」と組み合わせても、なかなか「ああ!」とはなりにくいだろうなと。

 

そこは、ちょっぴり不安でした。お金を稼いでいく仕事や方法探しの参考にはなるのですが……。

 

ちきりんさん、ちょっととっつきにくい本書かれたなぁ、と(その分、いろいろと考える材料になるわけでいいのだけれど……)。

 

マーケット感覚とは? 自分の持つ「売れる力」の需要と供給

繰り返しになりますが、マーケットというのは、市場という意味。

 

マーケットには、需要と供給が存在しています。そこにお金を稼ぐ、仕事や商売があります。各種、アイデアや工夫がある。

 

マーケット感覚とは、需要と供給をいかにとらえるかという感覚のことと言っていいでしょう。

 

自分の能力に需要があることを発見でき、かつ供給できる状態に持って行けるかどうかという感覚。

 

もしくは、誰かの能力に需要があることを見抜き、供給できるところへもってゆける感覚。

 

需要と供給うごめく市場をとらえて、行動できる感覚。

 

一番なのは、需要があるのに供給の少ない能力や価値を発見する感覚ということでしょう。

 

ええ、そうです。アイデア、工夫です。

 

アイデアのつくり方の本から、お金を稼ぐネタの組み合わせや、方法やコツを考える。石を売る、石を集める。秩父珍石館とつげ義春『無能の人』【仕事・工夫・読書】

 

「実は世の中には、あなただからこそ知る情報やノウハウを、お金を出してでも知りたがってる人たちが大勢いるものなのです」

唯野奈津実『スキマ評論家入門』(リットーミュージック)・36pより

 

唯野奈津実『副業革命! スキマ評論家入門 世界で一人だけの評論家になって稼ぐ方法』(リットーミュージック)に書かれたこと、そのままの話が『マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法』に書かれています。

 

売れる力の需要と供給を見ないのは、損。お金を稼ぐアイデアや工夫を見てないから。

どんな商売でも、「需要と供給」というのは介在しています。

 

供給に偏ると値崩れし、需要に偏ると値段高騰するヤツです。

 

ここら辺の感覚って、自分のいらないもの30品くらいをヤフオクにかけてみるとよくわかります。なんらかの形で需要に偏ってるものは、値段がつきます。しかし、供給に偏ってるものは、売れません(値段を下げざるおえない=価格競争)。

 

マーケットという言葉に馴染みがない人というのは、「需要と供給」を見てない、気にしてないところがあるんしょう(だから、ヤフオクに出品して意外な値段がついてびっくりする。需要と供給を知ってる人は安く売られてるのを見て、仕入れる)。

 

お金というものは使われるから、経済が回転して回転して、なんらかの形で懐に入ってくるわけです。

 

「どうしてお金が得られたのか」という、根本的な需要を知ろうとすることは食いっ逸れないために重要な感覚。

 

要するに、「なんで使ってくれたのか」「なんで使いたくなったのか」ということ。

 

ちきりんさんの『マーケット感覚を身につけよう』の根底にある考えは、そういうことではないでしょうか。

 

「変化が起きると、今まで必要だったものが不要になり、新たなモノへの需要が生まれます。過去の人気商品を作っていた企業の仕事は減るけれど、だからといって変化を恐れる必要はありません。洗濯板が売れなくなったことを嘆くより、洗濯機が売れ始めたことを喜ぶほうがマトモですよね。大事なことは、その変化を自ら感じ取り、進むべき方向を早めに見極めることのできるマーケット感覚を身につけることなのです」

 

ちきりん『マーケット感覚を身につけよう「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法』(250pより)。

 

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ちきりん『マーケット感覚を身につけよう「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法』・まとめ

「なんで使ってくれたのか」「なんで使いたくなったのか」という、需要の根源を知っていると、他のことにも応用が効くものになるでしょう。

 

その応用が飯の種になる人がたくさんいるはずなんですよ……。

 

現状、気づいてないだけであって。

 

飯の種に気づくヒントに、おすすめな1冊。

 

以上、お金を稼ぐ仕事や方法の参考に。商売とアイデアと工夫。ちきりん『マーケット感覚を身につけよう「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法』感想という話でした。

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「更新と言う名のつぶやき」

2023.2.23 更新

 

「とうとうここまで来たか」と思うことが2月の初めにあった。

 

きっかけは「今年前半期の直木賞だったか、芥川賞を受賞された方に関連するツイート」を読んだこと。

 

20代の前半から、活字中毒と言いますか読書しまくってて、エッセイ読んで「俺はエッセイストになる!」と言ったり(某雑誌の「公募でお金得るぞコーナー」にうっすら顔出してたけど……)、当たり前のように小説も読むわけで、25歳だったか26歳だったか「すばる文学新人賞」に原稿書いて送ったりしてた(一次選考でサヨウナラ)。

 

ところが、気づけば30代、40代と「小説読まなくなった」んです。嫌いになったのではなく、読書は全然するし小説も買うんだけど、読まない。

 

数年前までは「直木賞・芥川賞」候補作の著者名は辛うじて知ってた。けど、もう「選考日を気にしなくったのか」と。「直木賞に3回候補になって、4回目で受賞して、その時の受賞パーティーでどういう挨拶するか」って、風呂場でのぼせるくらいにしてたのに(肝心の小説は!)。

 

興味の時間配分なんでしょうけど、びっくりしました。

 

過去分はこちらから

 

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