スズカマンボ産駒、マルタカシクレノン。阪神競馬場、芝1400m
阪神競馬場・芝1400m。
距離短縮・7番人気で2着になったのは、スズカマンボ産駒のマルタカシクレノン。
マルタカシクレノンの馬券、複勝・470円となかなかのオッズに。
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レース映像見ますと、前走は前に行きたくってしょうがない感じに走ってた
マルタカシクレノンの前走は京都競馬場・芝1600m。レース映像を見ますと、スタートから前に前に行きたくってしょうがない走りをしているのが見えます。それを鞍上は抑え続けてるという特徴のあるレースでした。
スズカマンボ産駒・マルタカシクレノン、レース映像、血統面、詳しく見て行きたいと思います。
スズカマンボ産駒・マルタカシクレノン、六甲アイランドステークス2着
2014年12月13日(土)、阪神競馬場10レース・六甲アイランドステークス(3歳以上1600万下)・芝1400m
レース結果は以下の通り
1着・キングカメハメハ産駒・ミッキーラブソング(橋口弘次郎厩舎・小牧太騎手)・時計・1:21.0
2着・スズカマンボ産駒・マルタカシクレノン(山内研二厩舎・秋山真一郎騎手)
3着・キングカメハメハ産駒・コナブリュワーズ(平田修厩舎・武豊騎手)
3番人気、ミッキーラブソング1着。7番人気マルタカシクレノンが続いて、2着。3着に、6番人気のコナブリュワーズ。
3.7倍1番人気、メイケイペガスターは9着に。2番人気、ダンツキャンサーは4着。
マルタカシクレノンの複勝は470円。
メインレース前に当てる中穴、嬉しいな(なんの話やー)。
前走同じレースを走った、マルタカシクレノンと1番人気のメイケイペガスター。もしかして、着差……。
前走(修学院ステークス・京都競馬場・芝1600m・良)の着差、「なし」なんです。この2頭。
マルタカシクレノンは先行して、11着。
メイケイペガスターは、後方14番手から追い込んでの、9着。
斤量の増える、マルタカシクレノン。人気に差
マルタカシクレノンのほうが、前走54.0から、57.0に斤量増えます。なので、人気に差が出るのはいたしかたない。
でも、六甲アイランドステークスの距離は、芝1400m。
前走からだと、距離短縮。
脚質に見る、追い込み馬と逃げ先行馬の距離短縮
逃げ、先行馬の距離短縮と、追い込み馬の距離短縮。
有利なのは、先行馬の距離短縮。なにせ、前に行けて、距離長かった分持たなかったわけですから。距離短くして、チャッチャッチャですよ(これを「短縮チャチャチャ」という←今作った)。
ややこしくなるけれど、メイケイペガスターは先行したことがないわけではない。
斤量差をタイム差にすれば、だいたい0.6秒ほど。マルタカシクレノンは0.6秒を払拭してしまえた。
それはなぜか、調べてみた。
関連→アドマイヤムーン産駒・アズマクィーン。阪神競馬場・芝1800m、10番人気2着。前走スタート後、スピードに乗ったら急ブレーキな特徴→次走、馬券に
関連→トワイニング産駒・セカンドテーブル・東京競馬場・芝1400m、11番人気1着。芝短距離→大外枠スタート→後方に下げ、直線伸びる特徴→次走逃げて、勝利
関連→マンハッタンカフェ産駒・ショウナンマルシェ。東京競馬場・ダート1600m、7番人気3着。芝スタートダート最内枠の不利な特徴で4着→次走、枠が外で好走
スズカマンボ産駒・マルタカシクレノンの血統特徴とは?
スズカマンボ産駒・マルタカシクレノンの血統面。
父・スズカマンボ
母父・サニーブライアン
母母父・トニービン
母母母父・マナード
母母母母父・ノーザンテースト
Hail to Reason 4×5
Northern Dancer 5×5
スズカマンボ産駒・代表産駒
スズカマンボ産駒の代表産駒は、
メイショウマンボ・サンビスタ・ユーロビート・イッシンドウタイ・スズカルパン・パワースポット・ミナレット・スリータイタン・スズカウラノス・スリーアフロディテ・サウンドメモリー・サンバビーンなどなど。
母、シロキタガデスからは他に、1勝馬など
トウケイトニー(牡・ジェニュイン産駒)→中央未勝利。地方競馬7勝。
Hail to Reason 4×5・Northern Dancer 5×5
キクノレイ(牡・マンハッタンカフェ産駒)→中央未勝利。地方競馬2勝。
Hail to Reason 4×5
テイエムヒーロー(牡・アルデバランII産駒)→ダート短距離1勝。
Northern Dancer 5×5
母系の血統は芝中距離向きの傾向、模様
母・シロキタガデスの成績は、芝中距離2勝。<2-7-4/6> と馬券的になかなかな馬だった模様。
関連→血統競馬予想の特徴をつかむためか…。種牡馬を箇条書きした、勉強メモを発掘。はて、なんのデータ? 芝ダートのコース適性か、短距離・長距離か、重馬場?
関連→競馬予想、馬券のために血統データベース作って勉強してた頃。母父以降の種牡馬に関しての考え方、配合傾向、特性を攻略しようと。おすすめの分析本
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スズカマンボ産駒・マルタカシクレノンの前走(京都競馬場・芝1600m)
2014年11月16日、京都競馬場10レース。修学院ステークス(3歳以上1600万下・ハンデ戦)。芝1600m。良馬場。
鞍上は、幸英明騎手
レース映像、スタート。
マルタカシクレノンは6番枠から、スタート
なかなかのスタート。内に入れてゆき、先行します。
逃げてゆくのは、ウインスプラッシュ(松山)。外に、ワードイズボンド(戸崎)。
1列後のインに、マルタカシクレノン。外に、ニシノカチヅクシ(酒井学)。
マルタカシクレノン、前へ前へ行きたくってしょうがないように見える。
修学院ステークスの前走、紅葉ステークス(東京競馬場・芝1600m・稍重)で逃げていますから、それはそれは前に行きたい。
幸騎手、手綱を短く持って、重心が後向きになるシーンがあります(※露骨に手綱を引っ張っているわけではないし、前との馬の間隔が詰まっているわけでもない。しかし、下手にぶっ放したら大変なので、スピードを削ぐ騎乗)。
これ、最近気づいたことですが、手綱を引っぱり気味、ジェットスキーっぽくまでいかなくっても、ブレーキかけているというのは、単純に言ってスピードを削ぐ。
ということは、馬の力を考慮しなくてはいけない部分はあれど、本来出せるラップタイムに差が出て来ると考えてもよいのだろうと(当たり前の話なんですけど)。
スピードを削いだ距離が長ければ長いほど、全力で走ったとき(不利的要因がなくなったとき)に差が出てくるのではなかろうか……。
……本来出せる力との乖離に馬券の妙味がある。
そういうことは競馬新聞には載ってない。
さてさて、一方そんなことはおかまいなしに、後方を走っているのはメイケイペガスター(四位)。
こちらは前との間隔はとても開いてますから、前に行きたくなってもちょっぴり放して調整可能。
3コーナーから、4コーナーのマルタカシクレノン。幸騎手の脇の締っぷりがすごい。手綱は張ってます。
力を手綱の張りにかけるないといけないほど、前へ行きたい力があるということでしょう。
マルタカシクレノン、直線ののび
直線入口では、前から3番手。
マルタカシクレノンの前にはばっちり進路がありますから、そこを目がけて追いはじめます。
ラスト200m過ぎ(1400m付近)。この時点でも、マルタカシクレノンは前から3番手。残り200m走る間に、抜かれ抜かれて、11着。
勝ち馬である、アルバタックス(岩田)との着差は0.7秒差。
交わされてからは、幸騎手あまり追っていないように見えます。
メイケイペガスターは追い込んできての9着。
こちらは、あまり不利があったようには見えません。出遅れたこと以外は……。
今回の走り、2着(阪神競馬場・芝1400m)
阪神競馬場、芝1400m。六甲アイランドステークス。良馬場。鞍上は、秋山真一郎騎手に乗り替わり。
マルタカシクレノンは、2番枠から。
スタートは前走同様、なかなかのスタート。
ダンツキャンサー(浜中)がちょっと強引に内に入ってきて、逃げます。外に、クインズハリジャン(藤田)。
1列後のインにいた、1番枠ヤマニンプチガトー(竹之下)が手綱を引っ張る不利。その外にいた、マルタカシクレノンはうまいこと交わす。
マルタカシクレノンの外に、アンヴァルト(高倉)、もひとつ外に、サンマルクイーン(幸)。
追い上げてゆく、メイケイペガスターの内で手綱引っ張ってたのは、ロノ(岩田)。
マルタカシクレノンは、前走のようなスピードの削がれるようなシーンは見られません。
3コーナー4コーナー、首の向きがエライことになってますが、問題なく。
直線、進路はばっちりあり、そこまで強く追っていないところ伸び、2着でゴールイン。
メイケイペガスターは、追い込んでも届かずの9着。2頭の着差は0.4秒差。
前走、今回1番人気の馬と着差なしの走り。まとめ
着差は同じ。今回は斤量に差が出る。
だから、有利な方の馬を……。と計算する気持ちは「よーく」わかります。
グリグリの二重丸をつけたくなるのも、わかります。
着差がどのようについたのかはレース映像見ないと何とも言えない。大穴馬券はそういうところに潜む。
しかし、しかしです。その着差がどのようにして出たものなのかは確認したほうが無難です。
今回のレースはよい例になるのではないでしょうか?
なんと言いますか、「お前、つらい競馬してたんだね。だから、強いよ」という馬を見つけて、予想して、馬券買って、来てくれる。
関連→競馬で大穴馬券を狙う方法?穴馬の見つけ方、選び方の参考に?レースには、視聴率の高い不利と低い不利が存在する話
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馬柱に書かれていることをレース映像見ることによって、競馬予想が濃くなる
一歩二歩深く調べると、素晴らしい結果が待ってたりする……と。
競馬だけに限りませんが、「調べたもん勝ち」っていうところはあります。
その調べるポイントの蓄積をどんどんしてゆきたいところ、な年末。
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以上、スズカマンボ産駒・マルタカシクレノン。阪神競馬場・芝1400m、7番人気2着。前走、前に行きたくてしょうがないのを抑えてな特徴。距離短縮して次走、馬券に という話でした。
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