ローブデソワ【競馬成績に特徴あるレースを映像分析】
京都競馬場・ダート1400m。距離短縮で【スペシャルウィーク産駒・ローブデソワ】が6番人気で1着。
ローブデソワの馬券は、単勝・940円。1番人気、2番人気が飛び複勝・420円つきました。これはおいしいオッズ。
ローブデソワの前走は、川崎競馬場の関東オークスでした。ダート2100m。その前は東京競馬場・ダート1600m。ダートの1400mを1着、1着、3着と来ていた馬で、距離延長で上手く行ってないという特徴があるということは、得意な距離はダート1400mという可能性が高いです。
そこで注目したのは、3走前3着になった昇竜ステークスです。中京競馬場ダート1400m。
スペシャルウィーク産駒・ローブデソワのレース映像、血統面を見てみます。当たる確率の上がる材料を探して見ます。
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スペシャルウィーク産駒・ローブデソワ、京都競馬場(ダート1400m)、1着
2014年11月8日(土)、京都競馬場最終12レース。3歳上1000万下。ダート1400m。
結果は以下の通り
1着・スペシャルウィーク産駒・ローブデソワ(今野貞一厩舎・C.ルメール騎手)。時計・1:24.6。
2着・ダイワメジャー産駒・リュックスメジャー(平田修厩舎・浜中俊騎手)。
3着・シンボリクリスエス産駒・ルミナスパレード(藤原英昭厩舎・福永祐一騎手)。
1番人気、アメリが掲示板外に飛び、2番人気アーバンレジェンドも10着。
6番人気ローブデソワ→5番人気リュックスメジャー→3番人気ルミナスパレードで決着。
ローブデソワの単勝は、940円。複勝は420円。
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ローブデソワ、得意な距離に戻って参りました……
ローブデソワの前走は、関東オークス(川崎競馬場・ダート2100m)、9着。2走前は青竜ステークス(東京競馬場・ダート1600m)、14着。
新馬戦(中京競馬場・ダート1400m)、500万下(阪神競馬場・ダート1400m)とダートの1400mを「先行」して勝っていることもあって、2100mあたりは長かったのでしょう。
1600mもローブデソワにとって長いのかもしれません。
距離が原因で凡走してたとしても、得意な距離に戻れば走る馬もいるもの。
ただ、9着、14着にトップジョッキーの名が書かれていると、今回鞍上がルメール騎手とはいえ人気は落ちてしまう。
3走前の昇竜ステークス(中京競馬場・ダート1400m・3着)を見て、どういう競馬をしていたのか調べてみた。
このレースで強い競馬をしていたのであれば、買い目に入れられたと思うからだ。単純にダート1400mの成績がいいから馬券を買うというデータの見方をしないようにしたいので……。
どういうことがレース中にあれば、強い競馬だったと考えていいのか。
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スペシャルウィーク産駒・ローブデソワの血統特徴とは?
父・スペシャルウィーク
母父・Gone West
母母父・Slewpy
母母母父・Verbatim
母母母母父・One for All
5代目までにクロスはなし。
スペシャルウィーク産駒・代表産駒
ブエナビスタ・ローマンレジェンド・インティライミ・ナリタクリスタル・リーチザクラウン・トライアンフマーチ・シーザリオ・ゴルトブリッツ・ウインフルブルーム・サンバレンティン・ブリッツェン・ガンマーバーストなどなど。
母、ベルベットローブからは、アドマイヤサガス、チェスナットバロンなど
アドマイヤマリン(牝・クロフネ産駒)→ダート中距離2勝。
Speak John 5×5・Bold Ruler 5×5
アドマイヤサガス(牡・フジキセキ産駒)→芝のマイル1勝。ダート短距離5勝。2014年北海道スプリントカップ(G3)1着など。
5代目までにクロスなし。
チェスナットバロン(牡・フジキセキ産駒)→ダート中距離3勝。
5代目までにクロスなし。
ライジングゴールド(牡、ステイゴールド産駒)→芝中距離1勝。
5代目までにクロスなし。
芝でもダートでも活躍馬を産む、母ベルベットローブ。
ダートだと、短いところから、中距離くらいまで。ローブデソワの関東オークス2100mというのは長かったということでしょう。
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ローブデソワの3走前(中京競馬場・ダート1400m)
近2走は距離が長いと読みます(今後ダート中距離で走る可能性はありますが……)。
今回走る距離(ダート1400m)で3走前、どういう競馬をしたのかを見てみましょう。
2014年3月16日、中京競馬場10レース。昇竜ステークス。ダート1400m。
鞍上、A.シュタルケ。
レースVTR、スタート。
ローブデソワは、11番枠から
芝スタートのダート外枠。
ゲートが開いてシュタルケ騎手、押して行きます。しかし、なかなか前にいかない。逃げてゆくのは、ひとつ隣の枠コーリンベリー(松山)。 インコースを取りました。
ナンチンノン(中館)がひっかかっている内を、トウケイタイガー(吉田隼人)が進み2番手。
中途半端な位置になったのは、ローブデソワ。芝の部分で行ききれず、内に2~3頭いる外を走ってしまう。2回3回とシュタルケ騎手、内のほうを見ています。しかし、うまい具合に内には入れなそう。
3コーナーから4コーナーにかけては、内に1頭2頭いる位置で走る。
直線ののび
直線の入口で、ローブデソワは外へ。内に3頭ほどいる、外から追いはじめます。
前に壁はありません。
シュタルケ騎手、片手ムチ、片手手綱スタイルで追う。
ラスト200m過ぎ。
後方がどどどどーっと、追い込んで来る、ベストルーラー(藤岡佑介)。
ローブデソワの追い方と比べると、ベストルーラーのほうが激しい(=馬に負荷がかかってるように思える)。
ローブデソワのほうが追ってはいますが、負荷は軽いように思える。
コーリンベリーが抜け、ナンチンノンも抜け、交わすのもどうか? というところでシュタルケ騎手は無理をしなかったのかなぁと思ったりもします。
結果、3着。
余力があっての3着。全力を出しての3着ではなかったと読めます。
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ローブデソワ、今回の走り、1着(京都競馬場・ダート1400m)
京都競馬場、ダート1400m。3歳上1000万下。良馬場。鞍上はルメール騎手に乗り替わり。
前走はゴール前に坂のある中京競馬場。そこから、直線平坦の京都へ。
馬体重は+24キロ。これは成長分でありましょう。最終追い切りの調教時計も、栗東坂路で53.1→12.8(馬也)を出しています。
ダートを走る馬で馬体重が軽いと「今回は厳しいかなぁ」と思うことが、しばしば。
506キロで出走してきたローブデソワの+24キロは◎と見てよかったかと。
スタートでちょっぴり遅れますが、前へ出して行き、内から来たリュックスメジャーと先行してゆく形に。
これといって不利もなく、3コーナー4コーナーを走り、直線。
スタートからずっと内を走っていた、リュックスメジャーを交わして、1着。
ローブデソワ-競馬成績に特徴あるレースを映像分析-まとめ
追ったときの「強さ弱さ」について、うまいこと表現できるといいなぁと思います。
ただ、杓子定規に固定することはできません。騎手によって違うものですし(だから面白い)。
ダンスする騎手いれば、しない騎手もいます(だから面白い)。
力をつけるには、レースVTRをがんがん見たり、競馬場で実際に見たりしてデータを取るしかありません(そういう本なんてありませんし)。
固い言い方をしますと、「騎手の表現方法」のことになります。
手綱握って、ムチ持って、道中ぞくぞくと変わってゆく状況をどう判断して馬を追う表現をするのか。これを探ってゆけたらいいなぁと思っております(って、ここに書くことじゃないか……?)。
そのほか……。
芝スタートのダート外枠からの馬で、コーナーまで行ききれず外を回ったものの、直線伸びた馬、注意。
調教の良かった馬の休み明け、馬体重プラスは買い。
以上、ローブデソワ【競馬成績に特徴あるレースを映像分析】でした。
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