山下達郎さん。テレビに出ない、大きい会場でライブツアーしない、本を出さない【印税や年収に関わる、3つのしないことから、お金を稼ぐことを考える】

山下達郎さん。テレビに出ない、大きい会場でライブツアーしない、本を出さない【印税や年収に関わる、3つのしないことから、お金を稼ぐことを考える】

山下達郎さんには音楽活動、曲作りの上で印税や年収に(お金)関わる3つのしないことがあります。

 

「テレビに出ない」

「武道館や、アリーナクラス以上の会場でライブツアーをやらない」

「本を書かない(出版しない)」

 

どれも収入源としては大きなもので、印税や年収に関わります。下世話に言えば、お金を稼ぐということですね。

 

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目次

テレビに出ない山下達郎さん

山下達郎さんがテレビの音楽番組に出演すれば、かなりの出演料でしょう。しかし、単独では出ません。

 

毎年ホールツアーで全国各地を回ってライブする山下達郎さんですが、チケットが争奪戦だったりします。ライブをする需要と供給のバランスが偏ってますから、ドームツアーとは言わなくとも、ホールクラスの倍、武道館あたりでライブツアーを組んでもいいだろうとは思います。しかし、山下達郎さんはそういうツアーを組みません。

 

ツアーの盛況から考えて、山下達郎さんのことをよく知りたい人は多数いるわけですから出版物の需要もあるでしょう。

 

山下達郎さんのことについて書かれた単行本を読みたい。しかし、出版はしません。これまた印税、年収に関わる話です。

 

山下達郎さんの3つのしないことから考える、金を稼ぐこと

山下達郎さんの印税、収入に関わる3つのしないこと(テレビ、ライブ、本)から、お金を稼ぐこと、仕事や人生における危機感の対処、もしくは堕落しないためのヒントや方法、コツ、意味について、考えてみました。

 

本題に入る前に、金を稼ぐところにある「欲望」について書きたいと思います。

 

印税、年収。稼ぐ。井上陽水『限りない欲望』

ミスチルの桜井さんが組んでいる、Bank Bandのアルバム「沿志奏逢」に、「限りない欲望」という曲が収録されています。井上陽水さんのカバーです。

 

欲しい欲しいと思って買ってもらったもの。ある日のこと。見つけたのは、いや、見つけてしまったのは、買ってもらったものより、欲しいもの、誘惑。

 

欲望には限りがありません。ある日みつけた新しいものですら、過去になり、新しい欲しいものと出くわす。

 

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欲望の婚約者は、年収と金と?

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欲望の婚約者といえば、お金でしょう。欲望は金と結婚。だから、金を得る、得たい。そこに、計算はあるのかどうなのか……。

 

何度婚姻届をだしたんだよ、というくらいべったりな、欲望と金。年収は多いほうがいいわ……なんて。

 

欲望が金を抱きしめているのか、金が欲望を抱きしめているのかよくわからない。嗚呼、年収、印税。稼ぎたい。

 

別れても、好きな金。喧嘩しても、好きな金(曲のタイトルかいな)。

 

「それでも、不幸が訪れるケースにはいくつかの法則性が見てとれる。たとえば、大きな幸運を願う人はそれだけ大きな犠牲も考慮しておかなくてはならないだろう。幸運ばかり願う心にこそ災いは忍び込むものである。自慢したり、傲慢だったり、他人を犠牲にしたりする人間は、それだけ大きなリスクを抱え込むことになる。そうはいっても、さりげなく生きることもなかなかむずかしい。人間はどうしても欲というものに左右されるからだ。いずれにしても、最低限、自分がどういう状況にあるのかをつねに理解しておく必要はあるだろう」

植島啓司「偶然のチカラ」(集英社新書)より。

 

稼ぐ自分の状況把握ができるか、どうか

金を稼ぐことに関わることで大切な物差し。状況把握。

 

もちろん、それを知るためには限界まで試行錯誤して確かめてみるということは重要でしょう。間違えた状況把握をするところから、てぃへんだ、てぃへんだぁ、が始まる。方向性は大事だよ。

 

状況把握をして、次への選択をする。そのときには少なからず「予想」する部分が介在してくるので、間違えた把握をしないための「手段」を用意する必要がある。

 

さて、金を稼ぐことに関わる物差し、その手段とは……?

 

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山下達郎さんの印税、年収に関わる「3つのしないこと」とは?

ノート・鉛筆・消しゴムの画像

 

山下達郎さんといえば『クリスマスイブ』『DOWNTOWN』など有名曲

山下達郎さんの曲、最近ですと、『希望という名の光』でしょうか。

 

『蒼氓』(読み方そうぼう)も名曲。

 

また奥様の竹内まりやさんの楽曲を作られることで有名です。

 

山下達郎さんといえば、ラジオ。サンデーソングブック

日曜午後2時から、東京FMなどでラジオ、サンデーソングブック(略してサンソン)を長年放送されてきています。

 

そんな、ミュージシャンとして活動する上で3つのしないことが、山下達郎さんにはあります。

 

・テレビに出ない

・大きい会場でライブツアーしない

・本を出さない

 

この3つです。どれも、印税や年収に関わるものです。

 

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山下達郎さんの「しないこと」。一つ目は、テレビに出ないこと

山下達郎さんがテレビに出たのは、ほんの数回です。

 

プロモーションビデオ(PV)に出たりすることはありますが、現在テレビの音楽番組に出演したりすることはありません。

 

声だけのテレビ出演、奥さんである竹内まりやさんのライブの後ろでギターを弾いてるみたいなところでのテレビ出演では、山下達郎さんあるのですが……。

 

いわゆる、ミュージックステーションやNHK紅白歌合戦に出演するということはありません。

 

達郎さんがMステに出演して、タモリさんに「髪切った?」なんてトークしてたら、ワタクシ、ぶっ飛びます。ビデオ擦り切れるほど、テレビ番組再生します(例えが古いだろ)。

 

山下達郎さんがデレビに出演して歌うことはありません

しかし、動く山下達郎さんなら、シアターライブというのがありました。懐かしいなぁ。

 

「テレビはギャラがいいのにもったいない」なんて言う人がいるかもしれません。

 

しかし、大勢の人が取る行動をあえてとらないというのは、仕事をしてゆく上で、状況把握できる分量を見極めること(=手段、方法)になるのではないかと思います。

 

テレビに出演することでマイナスになることも多々あると言う話でしょう。印税や年収がドカンと増える可能性があっても、手段を取らないことでプラスになることもあるわけです。

 

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山下達郎さんの「しないこと」。二つ目は、大きい会場でライブツアーしない

念のために書いておきますと、武道館では奥様であります竹内まりやさんのライブでバックでギターを弾かれていますし、一度だけ所属レコード会社(ワーナーミュージックジャパン)のイベントの際、武道館のステージに立たれてます。

 

人が多い会場という意味では、夏フェスにも出演されています。

 

山下達郎さんのライブツアー(全国コンサートツアー)を開催することにおいて、武道館や、アリーナクラス以上の会場を選択しないということのようです。

 

ツアースケジュールを見ましても、全国のホールをツアーする形です。

 

「山下達郎、5大ドームツアー開催決定」

なんてニュースが流れたら、腰抜かします。

 

このことについても「山下達郎さんのライブを大きい会場でやれば、たくさんお客さんも来て、ツアーグッズも売れていいじゃない。印税がっぽり。年収増える」と言う人もいるでしょう。

 

しかし、大きい会場でライブをするということは、舞台の上で歌ったミュージシャンの感情が、来たお客さん分で割られるような側面がありますから、それだけ受け手に伝わる部分が薄くなるという考えもできます。

 

印税が増えて、年収が増えればいいかと言うと、そうでもない。やはりここでもマイナス面はあるでしょう。

 

また、ナンマンニンという単位の中で歌ったり、演奏したりする行為をライブやコンサートと呼んでいいのか、という指摘もあるのではないでしょうか。

 

実際、東京ドームでライブやコンサートを見たことがありますが、音ズレはありますし、歌い手は座席が悪ければ米粒です。

 

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一方で、ファンからするとライブチケットは

嗚呼、先行予約、イープラス、イープラス。抽選結果のお知らせメールを何通受け取った……。倍率何倍なんだろう……(ファンクラブ枠でどうにか1公演、山下達郎さんのライブ観られてますが……。NHKホールの1階前から4列目って奇跡だったんだろうなぁ……)。

 

山下達郎さんのライブに行くけれど、ネタバレされたら腹立たしくってしょうがないですよ。楽しみという末脚ためてたところで落馬させられるんですから

 

山下達郎さんの「しないこと」。三つ目は、本を書かない

その昔、山下達郎さんは「Cut」という雑誌で連載を持っていました。

 

しかし、単行本化になっていません。雑誌の連載というのは、流れてゆくものでいいのではないかというのが理由のようです。

 

本好きなもので個人的には、出版して欲しい気持ちはありますが……(なので、「Cut」のバックナンバーを探してきて……)。

 

エピソード、魅惑のCMオファーが山下達郎さんの元に……

テレビ、ライブツアー、本と3つのやらないことがある山下達郎さんのところに、CMのオファーが来ました。

 

駄目もとでオファーしたのか、どうなのか解りませんが……。

 

「昔からよく言ってる話なんだけど、『僕の中の少年』のころに女房(竹内まりや)といっしょにCMの引き合いが来て。2日間の拘束で、1本(1億円)出すと。そんなこと始めたら、曲なんて書けなくなりますよ。曲作りというのは、命を削るとまでは言いませんが、けっこうな苦しみを伴うんです。そんなギャラもらっちゃったら、ピアノの前に座って『曲、できねー!』ってウンウン言ってるときに『また、CMやろうかな』って思っちゃいますよ。これは古臭い考え方かもしれないけど、人間は額に汗して働いて、そこで得た賃金が“これは労働対価として見合っているか?”と常に問うていくことが大事なのであってね」

「ぴあ Special Issue 山下達郎“超”大特集!」より。

 

お金を稼ぐというとき、本業は「何?」状態になっちゃ駄目

楽をして金を得たいという欲望との戦いになってしまうのは、仕事をする上でよろしくない。

 

この山下達郎さんの話を違った面で見れば、トラブル回避しているところもあるでしょう。お金の価値をちゃんと見ようということです。

 

CMには出演しないけど、「CMに出てほしいな」という需要がなくならないことが、本業「何?」状態になっていないことの証明になる気がする。

 

イコール、信用に繋がると。そして、本人の出演ではなく曲で、と。

 

色川武大氏の書く、フォームと仕事とお金

色川武大(阿佐田哲也)さんが、お金を稼いでいくことについてこんなことを書かれている。

 

「フォームというのはね、今日まで自分が、これを守ってきたからこそメシが食えてきた、そのどうしても守らなければならない核のことだな」

色川武大「うらおもて人生録」(新潮文庫)より。

 

色川さん書くところのフォームと近しい

「どうしても守らなければならない核」がはっきりしていることは、仕事をする上で重要だし、くだらない欲望(みんながやってますからいいですよみたいな、うさんくさい安心感を出した欲望とか)を感じないためには必要だと思う。

 

山下達郎さんにはその考えがしっかりとある。

 

また、「うらおもて人生録」には、

「俺は、自分の実力に応じた金をもらうべきだ、と思っていたからね。実力より多くても少なくてもいけない。実力より多い場合、そこでだらだらと運を食ってるからね」

という文章も出てきます。

 

けっこう怖い言葉だなぁと思う

今の感じ、「まずいな」と思えるか、思えないか。欲望との格闘。金を稼ぐ場所には常につきまとう。

 

山下達郎さんの話に似た、佐藤優さんの講演会話

よく、講演会のギャラってけっこういいという話を耳にします。

 

この人なら、ナンボ、この人なら、ナンボ。1時間とか、2時間とか、しゃべることで収入うんぬんと入ってくる。

 

佐藤優さんは本を書いてお金(印税)を得なくてはと考えている。

 

「作家の仕事を始めてから守っていることがあります。それは、講演をできるだけ引き受けないということ。ギャラが安いからじゃありません、高すぎるからです。

たとえば本を1冊書いたとして、最近では初版3000部なんていうのはザラなので、1冊2000円として印税はその1割ですから、60万円。

ところが講演なら1回あたり60万円、80万円なんて依頼がくる。人間は易きに流れます。一度講演で味をしめたら、生来怠け者の僕なんかは本が書けなくなってしまうんじゃないかーー。だから、基本的には講演はしません」

佐藤優「人に強くなる極意」(青春新書)より。

 

例外として、書店の依頼の場合はノーギャラとか交通費の実費で講演をすることはあるのだそう。

 

一度にたくさんのお金が手に入ることの危機感

色川武大書くところの、フォームを知っておられるのだと思う。金を稼ぐこと、印税を得ることについてのフォーム。

 

欲望の婚約者である、金っていうものをコントロールするのは自分。

 

これをしたら(選択したら)、自分はこうなってしまう可能性が高い。だからしない。その、取捨選択。

 

こういうのって、予想とか、想像の世界でもあると思うんです。

 

欲望やお金を稼ぐことをどう考えればいい?

お金を稼ぐこと。CMのオファーというのは、なかなか訪れるものではありませんし、講演にしてもたくさん出しますよというのもそうそうないものでしょう。稼ぐということからすれば、チャンスです。

 

チャンスを断って逃したじゃないか

植島啓司「生きるチカラ」(集英社新書)に、「運をぐるぐる回す」話が出てくる。

「運が自分のところばかりに偏ったりすることは、まったく来なかったりするのと同様、けっして好ましいことではない。運は動いているからこそ意味がある」

胡散臭いと思うなかれ。日頃ついていないことが多いから、独り占めしてやれと思うなかれ。

 

運やチャンスも動かす。ぐるぐると。金は天下のなんとやら?

人間、新陳代謝というものがあります。ゆえに、チャンスも……。

 

と、考えると、選ばなかったCMのオファーや講演の依頼というのは、

 

「チャンスを他の人に回した」

 

と、考えるのはどうでしょうか? もちろん恩着せがましくではない心持ちで、です。早い話忘れてしまう。

 

山下達郎さんの話で思い出すのは、大滝詠一さんのこと

大滝詠一さん、新しいアルバムは出ない、ライブはやらない……。ずっと、そう言われ続けてきました。山下達郎さんのラジオでは新春に出演されていた大瀧詠一さん。

 

亡くなられた後、追悼番組などを聞いてて「もしかして」と思ったことがあります。

 

大滝さんが新しいアルバムを出さないとか、ライブをやらないとかということは、ファンからすれば残念なこと。
でも、それはファンのエゴってことでもあるわけです。

 

視点を変えてみると、違った面もあるんじゃないのか……。

 

たとえば、大滝さんが新しいアルバムをどんどん出すし(例えば、山下達郎さんの出すペースより早いサイクルで)、ライブもどんどんやるし、メディアにもどんどん出るという状況があったとしましょう。

 

そうしたとき、今と何が違うのか?

 

思うに、山下達郎さんなど大滝さんと関わりのあった人たちの知名度というのは、今より低くなってたんじゃないか? と、思うんです。

 

大げさな考え方かもしれません?

 

でも、仲が良いからと言っても、少なからず、パイの奪い合いをするわけです。

 

この話は、私の想像で憶測の域をでませんが、大滝さんはどこか達郎さんなどにチャンスを回していた(需要があっても、新しいアルバムを出さないとか、ライブをやらないとか)んじゃないかと思うんですよね。

 

もちろん、意図的にチャンスを回していたわけではないと思いますけど。

 

山下達郎さんの「3つのしないこと」と年収・印税・まとめ

山下達郎さんの「3つのしないこと」(テレビ、ライブツアー、本)から考える年収・印税について、まとめ

山下達郎さんの3つのしないこと、テレビに出ない、大きな会場でライブツアーしない、出版しない。

 

なかなか、年収を増やしたり、稼いだり、印税を得たりするチャンスって回せないものだと思います。

 

自分のことを評価してくれての行動を受けてるわけですから。それは、欲望を満たせるかもしれない、うってつけの依頼。

 

嗚呼、それは私のものよ。

 

運が向いてきたのに駄目になる人がいるのはなぜ?

思うに、自分の欲望を満たす広さが、どのくらいの広さなのかを理解しなかったところからなのでは?

 

コップ一杯?

 

プールにいっぱい?

 

プールいっぱいに水をどかどか注ぎ込まないと満足しない人は、そりゃあ大変でしょう。これ、お金を持ってるとか持ってないとかの話じゃないですからね。

 

年収を増やすのも、印税もらえるのも、お金を稼ぐのも

欲望を満たす広さをどう育てて来たのかに、左右される。

 

自分の理想は、おちょこ一杯の欲望が満たされれば、それでOKという感じ。

 

おちょこの下には、大きな瓶を用意。おちょこからあふれた分は貯めておいて、他の人に分けてあげればいい。ニダーンコウゾーウですよ。マツオカはシュウゾウですよ(なんのこっちゃい)。

 

まあ、こんなこと考えるのは自分が水瓶座だからかもしれませんが……(山下達郎さんの誕生日は、1953年2月4日の水瓶座だったりします)。

 

仕事に限らず、様々な危機というのは、チャンスとか運を回さずに独り占めしたところからやってくるんでしょうね。優越感が招く危機というのか。お金に関する不安や苦労もそういうところからやってくる。

 

お金を貯める方法やイメージから遠いようで実は近い

お金の原理原則、哲学、引き寄せの法則まで行くと大げさな話になりますが。「お金は後からついてくる」の謎解きとも違いますが……。

 

あれです。

 

「お金を稼ぐこと(に関わるあれやこれや)のご利用は計画的に」

 

って、言葉、大事ですね。勉強することいろいろあるわけですな……。

 

(なんのこっちゃい)。

 

以上、山下達郎さん。テレビに出ない、大きい会場でライブツアーしない、本を出さない【印税や年収に関わる、3つのしないことから、お金を稼ぐことを考える】という話でした。

 

OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜(通常盤)

 

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