畑村洋太郎『失敗学のすすめ』【どこでも学ぶ。研究、分析して、方法や考え方を作る】

失敗学のすすめ (講談社文庫)

 

畑村洋太郎『失敗学のすすめ』(講談社文庫)

 

試行錯誤するってことは、「失敗」を内包するってこと。畑村洋太郎さんの本は全部読みたいですね。失敗してない人の話は得てしてツマラナイのがよくわかる。失敗がないとネタって拾えないようにできてる。失敗から学ぶ。どこでも学ぶ。失敗学のすすめ。

 

失敗することはできる限り避けたいもの。だけど、失敗したことから学ぶ考え方や方法論をその人なりに研究していないと、次の失敗にブレーキを踏める法則を作り出せない。

 

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畑村洋太郎『失敗学のすすめ』(講談社文庫)。どこでも学ぶ

失敗は次のために効果を持つ「知っていること」の何者でもない。研究せよ、分析せよ

人間、知っていることを使って生きて行く。失敗は次のために効果を持つ「知っていること」の何者でもない。

 

失敗を分析して研究する材料としてうってつけだ。

 

ただ、知っていること=自分の失敗、それは自尊心を揺らがせてしまう。ツッコミ過多な人ほど、失敗分析、研究はやりたがらないだろう。

 

次の失敗を防ぐ方法が見つかる効果があるとしても、傷つきたくない方がまさってしまうから。

 

自分が行動した失敗は、自分のデータ。次、失敗しない方法や考え方を作る材料

自分の行動データを研究、分析するのはハマると楽しい。自虐的になるわけではなく、次の失敗をできうる限り回避する確率を高めるにはどうすればいいかを探す。

 

分析、研究作業がより効果を増すためには失敗にあてがう定規を増やすこと=知っていることを増やすことだろう。知っていることを増やして、具合のいい批評性のある定規を取捨選択して行く。

 

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「失敗は成功の母」は事実。『失敗学のすすめ』はおすすめ本。どこでも学ぶ

「恥や減点の対象ではなく、肯定的に利用することが、失敗を生かすコツ。個人の成長も組織の発展も、失敗とのつきあい方で大きく違う。さらに新たな創造のヒントになり、大きな事故を未然に防ぐ方法も示される―。「失敗は成功の母」を科学的に実証した本書は、日本人の失敗に対する考えを大きく変えた」

畑村洋太郎『失敗学のすすめ』、Amazonの商品説明より

仕事をこなして行くうまい方法や法則は、ハナから失敗なしに出来上がってはいないもの。数多も数多な失敗があり、研究、分析されて意味や考え方が作り上げられて行く。

 

失敗から学んで行く工程を自分でするか、誰かに任せるか。

 

自分で山に登るか、誰かに登ってもらうか。考え方の置きどころ。しんどい研究や分析の登り道がありつつも、方法や法則を見つけ出し、美味しいおにぎりを食べられる。風景や思い出を何度も繰り返して味わえるのは、自分の行動か、誰かに任せた行動か。考え方を味わえるのはどっちかと言ってもいいと思う。

 

畑村洋太郎『失敗学のすすめ』は、そういった意味で考え方を鍛える、おすすめの本である。

 

以上、畑村洋太郎『失敗学のすすめ』【どこでも学ぶ。研究、分析して、方法や考え方を作る】でした。

 

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