競馬予想で指数を使い馬券を買う意味の違和感は、親父の仕事の教え方からだった。予想の精度を上げるには細かさを先行させ、構築することがなによりも大事
競馬予想で指数を使い馬券を買うのは便利で意味があるように見えます。しかし、その買い方に違和感があったのです。
どうしてそう感じるのかをブログに書き探っていったところ、親父の仕事の教え方に謎を解く鍵がありました。
競馬予想の精度を良くして、当たる確率、的中率や回収率を上げるには細かさを逃げ・先行させ、構築して差して、追い込んでいくことがなによりも大事です。
競馬を見るとき指数を使っていると、どうしても深掘りしようというネタが探れません。
そこのところを考えて行きます。
スポンサーリンク
指数を使って馬券を買うことに違和感を感じた根本要因を見つけたもので
ひとつ前に書いた、中央競馬(JRA)・地方競馬の予想にスピード指数などを使ったことがない話。作り方や出し方の方程式、理論に興味はあるが自作しようと思ったこともないの続き。
馬券初心者の頃の話です。
立川のウインズから、ふらふらと歩いて駅ビルに入ってる本屋の競馬本コーナーに行って、よさげなのを数冊買ってみようとしていました。指数で馬券がとれるなんて飛びつきそうな内容の競馬本です。
右も左もかわらない頃ですから、うまい方法の書かれてる本を探すわけです。
ほんのりと馬券の当たりがあったりしたもので、もっとその感覚を確実なものにしたいですから。しかし、指数に魅力を感じたことは1度もなかったのです。
ただ、その手の本は何冊も読みましたよ。スピード指数だったり。競馬予想家の出す指数だったり。
といいますのは「知っててやらないのと、知らないでやらない」のでは意味合いがまったく違うもので。
自分はたぶんやらないだろうけど、相手の手の内を知っておくのは大切ですし(どこまで知っててやらないのか問題というのもあるのだけど、省略)。
読んでみて、一番高い指数を出している馬にホイホイとお金を賭ける気にはまったくならなかったんです。
-
-
競馬予想初めた初心者の頃、一か月目で読んだ、馬券本メモ。血統・調教・騎手・穴馬券・馬単・三連単…基本・コツ・知識ないですから
競馬予想初めた初心者の頃、一か月目で読んだ、馬券本メモ。血統・調教・騎手・穴馬券・馬単・三連単…基本・コツ ...
続きを見る
-
-
競馬初心者の頃、二か月〜半年くらいで読んだ、馬券本メモ。坂路調教、鉄板競馬、穴馬、指数、レース映像分析、ヤリヤラズ、ラップタイム…
競馬初心者の頃、二か月〜半年くらいで読んだ、馬券本メモ。坂路調教、鉄板競馬、穴馬、指数、レース映像分析、ヤ ...
続きを見る
-
-
競馬予想の馬券収支ノート発掘。初心者の頃、書き方作り方簡単に買い方記録。おすすめの勉強法は、メモることが必勝法?【最初の万馬券】
競馬の馬券収支ノート。競馬ノート。初心者の頃、書き方、作り方は簡単に買い方記録してたもの発掘競馬収支ノート ...
続きを見る
つまるところ、
「指数べったりになってては、馬券はうまくならない」
って、思ったのでしょう。
さて、そんな感じに考えがなった要因ってなんだったのだろうか……。すぐに気付かなかったのですが……、ありましたありました。
スポンサーリンク
親父の仕事の教え方
ほんの数年でしたが、とある印刷会社で社員として働いてる時期がありました。
24時間印刷機フル稼働してるといってもいい程の会社でありまして、自分の親父も長年働いていたのです。
印刷機をごりごり動かすのが親父の仕事でありました。
オフセットと呼ばれるタイプの印刷機と、単色機。インク練ったり、用意されている色がない場合は組み合わせて作ったり。
印刷機だけでなく、製本機に断裁機、がんがんホチ止めする機械とか、どんどん折り目をつけてゆく機械とか、1冊の本を作る機械のオンパレードな現場でした。
そこに私が入って、数ヶ月親父に仕事を教わったんです。印刷機の動かし方を教わる。現場にいる人たちからも教わってはいましたが、せっかくだから親父に教わりなさいな、と。
ボタン押せば動くから……。
印刷機の使い方を教えてくれた社員さんたちは、こう説明してくれました。
「このボタンを押すと機械が動き出すから。これがスピード調整……」
最初から小難しいことを言うのもね、という感じもあったのでしょう。だから、説明は軽く……。
それでも機械の使い方はわかります。動きますし、仕事はできます。
しかし、親父は違いました。
「このボタンを押すと、このギアが降りて来て、このギアと噛む。そのことで回転してゆく。そして、この台が動きだして、空気が噴き出して紙を送り始める。噴き出し口はつまることもあるから注意。スピードを上げるときはこのボタン、スピードを落とすときはこのボタン。スピードを上げると圧がかかる時間が短くなる。だから、インクが伸びる時間が短くなるからかすれやすくなる。ということは、スピードを落とすとインクが伸びる……。あと、紙は湿気を吸うから、雨の日は注意……」
(実際はもっと細かった……そして、教えている親父のイキイキとしてたこと、してたこと……。まあ、息子に仕事教えるわけだから、まあ、イキイキしますわな)。
ある行動をとったときに、機械の中でどういう動きが行われているのかまで説明したのです。関わっているつながりを細かく分けて説明したわけです。
ボタンを押せば動くよという教え方より、親父の教え方というのは面倒と言えば面倒です。機械の作業に慣れてない身からすれば、こんがらがるところもあります。
しかし、どうして印刷されるのか、そのことの細部を知っているかどうかというのは、トラブルが起きたときに役立ちます。
1枚の紙にインクがのって印刷されて来るからくりです(競馬に置き換えれば、馬券になる馬たちのからくり)。
全てのからくりを知っていなくっても、部分的に知っているレベルでも変化球が来たときに対応できるようになるでしょう。
印刷では、ちょいちょい変化球な仕事が来ました。それをこなすのに、親父の細かい教え方は仕事をこなすのに役立ちました(この方法を少しずらして仕事をこなす、と)。
もちろん、ボタンを押せば動くだけの説明で成り立つ仕事もあるとは思います。しかし、実入りがいいかというとそうじゃないでしょう。
誰でも出来る仕事は単価が安くなるもので……。
あるひとつの作業について細かく繋がりを知っていることで、今よりうまくなるための材料を探すのも容易になる。派生して行く弾みが増すんですね。指摘する側にとってもやりやすくなるでしょう(間違ってたことの理解も愚痴でなく、批評でこなせる)。
「知る」ってことは大切です。人は知っていることを使うことでしか考えることができませんから。
-
-
失敗談を話す意味はある。仕事や恋愛、お金、人生。信用できない、信用されない大人【笑える面白い競馬ネタ】
失敗談を話す意味はある。仕事や恋愛、お金、人生話すことのできる失敗談はいくつあるか仕事、恋愛、お金。失敗談 ...
続きを見る
-
-
「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」という、ことわざの意味を効果的に知ってる人はうまくいくコツをつかむ。恋愛、告白、就活、営業。
「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」ことわざの意味「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」ことわざの不思議うまくいくコツをつか ...
続きを見る
-
-
読書ノート、読書メモおすすめ。書き方作り方、テンプレート簡単。ルーズリーフに本の内容手書き。効果ある。パソコンは読書記録
読書ノート、読書メモおすすめ。書き方作り方、テンプレート簡単書き方、作り方、簡単な読書ノート、読書メモ自分 ...
続きを見る
スポンサーリンク
競馬の指数80はどうして80なのかわからずに使えない。指数80の構成要素を明らかにされない限り
今考えると、親父の印刷機の事細かな教え方が、指数を魅力的にみせなかったのだと感じるんです。
どういう意味があるのか、この数字には。
どうして80なの?
「な〜んで、そう80になるのッ〜」
よくある、JRAの中央競馬で走ってる分の指数は出るけど、地方競馬を走っていた指数は度外視する。
ダートと芝で釣り合う指数は出せない。
これはどうして?
欠点がある場合、それを補うにはどうすればいいのかは考えないのか? 材料を探ったりはしないのか。
それより、事細かに競馬を見て行ったほうが、予想の精度を上げる上でいいのではないか。
自分の中における馬券をとれる仕組み、連なりを見て行ったほうがいいんじゃない?
応用もごりごり効かない?
数字に置き換える必要ってある?
思うに、自分は競馬予想において瑣末なことを見るのを先行させて、がっちり掴んで試行錯誤したいのしょう。がっちり掴むには細部まで手を伸ばさないといけません。
馬がスタートして、ゴールするまでどうだったのか。何に影響をうけたのか。
いえ、レースに出る前、調教はどうだったのか。調教と言っても、何でもタイムが速ければ言い訳ではない。
血統にしても、鍛えなきゃ血統は血統たり得ないわけで、そこを欠落させて馬を見る訳にはいかない……。
騎手にしても、追い方の特徴もある。
どことどこの繋がりは強く、こことあそこの繋がりは薄い。
……と、どうして馬が走るのかということについて細かく見てゆけるものがたくさんある。そこを、指数にまとめる。それはそれで一つの方法なのだろうと思います。
思いますが、自分にとって指数の魅力は薄い。
芝からダート替わり、ダートから芝替わり、距離延長、距離短縮に対応できる? 湿った馬場から、乾いた馬場にどう対応する?
なんといいますか、指数に様々な要素を集めてゆくと、どんどんつらくなるイメージもあるんです。
ただ、ここから重要なのです。
親父も競馬が大好きで、東スポを愛用してました。
印刷機の教え方が細かかった親父のことですから、競馬予想も細かく見ていたかと言いますと、いやーびっくり。
指数チックだったのですよ。
とっても、とっても息子として不思議でならないですけど……。
う〜ん。
以上、競馬予想で指数を使い馬券を買う意味の違和感は、親父の仕事の教え方からだった。予想の精度を上げるには細かさを先行させ、構築することがなによりも大事という話でした。
「レース映像を見て競馬予想するコツ〜馬券の的中率・回収率を上げる5つのポイント+α」noteにて販売中!
ひとつよろしく