競馬の指数【中央地方の予想に作り方気になるも使ったことがない話】
「競馬の指数。予想に使う指数。中央競馬(JRA)や地方競馬の予想に、競馬新聞に載ってるスピード指数などを使ったことがないという話。よく当たる指数などの作り方は気になるものの」。
競馬ブックのレイティングやJRDB、日刊コンピ指数……能力、タイム、血統、展開指数。
競馬予想における、指数の作り方や出し方の方程式、理論に興味はあるのです。
しかし、出されてる数字に興味がない。機械学習ゴリゴリのAIが作り出したよく当たるという、精度の高い無料の指数だったとしても。馬券の当たる確率を高めるために自作しようと思ったこともない。
そんな、競走馬の能力を数字に見立てる指数について書いてみたいと思います。
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JRA中央競馬レース映像動画。HPで無料で視聴可能に。ライブ中継リアルタイムでないが
中央競馬地方競馬。競走馬の力を数字化。指数が競馬新聞に書かれています
アンドリューベイヤーの指数、西田式スピード指数、競馬ブックのスピード指数、日刊スポーツの日刊コンピ、タイム指数、レイティング、ネット競馬……。JRDBの指数……。
馬三郎、デイリー、ターゲットに京大式。南関東競馬の園田競馬の高知競馬の……指数表。
会費が必要だったり、無料のものだったり。大公開してるものだったり。アプリにソフトにサイト。
調べればもっともっとあることでしょう。理論はさまざま。基準タイムもさまざま。インターネット上にすんごいデータ化されてありそう……(自分はエクセルも使わない弱腰なもので)。
また、市丸博司さんだったり競馬予想家の考える指数。競馬新聞に書かれている指数(なんらかの形で指数が書かれてない競馬新聞は今、ないですね)。
馬券裁判の卍氏も毎週指数をブログに書かれています(※有料化されたようです)。
競馬予想TVの小林弘明さんも指数を出されてます(販売されてるわけではありませんが、指数の達人と呼ばれてます)。
あと、指数的なのは調教の評価などもそう。
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競馬予想における指数の意味
指数は予想のとっかかりとして具合がいいものではあります。
そういう意味はおおいにあると思います。オッズと見比べて妙味のある馬を選ぶこともできるでしょう。馬券の買い方を考える上でも楽なのかと思います。パッとわかりますから。
なのですが、馬券を買い始めてから10年とちょっと。思えば、1度も指数を使って馬券予想をしたことがない、指数を当てにして馬券を買ったことがないなぁと、ふと頭を過りまして……。
どうしてだろうと。
ほんと、指数に関するほんやブログ記事や雑誌記事などは熱心に読みますが、指数アプリもサイトもソフトも使ったことがないのです。それらを使って馬券買えません。おすすめされても無理です(AI予想、期待値、偏差値もその感覚はあり)。
中央競馬の予想であれ、地方競馬の予想であれ、計算は自分でしたいのです。回収率が提示されても自分で計算し直したい、面倒な人なのです。
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指数の高い馬を買ってればさ、楽だけど……
馬券買い始めた頃から「指数の数字が高いのを買っていて馬券が当たったら、楽なことはない」なんて陳腐な表現ですけど、そういう感覚ってありました。
単純に、指数に対する違和感だったのですが。
競馬に限らず、その手の具合良く並んでいる数字で儲けられるほど、アマカナイ、アマカナイヨの世界でしょう。
こう、なんといいましょうか、使い勝手がいいように見えて、使い勝手がよくないように思えたんです。馬券における指数って。
といいますのは、予想にはこういう要素があって、あって、あってといろいろ見て触れてきた上での指数導入ならいいのですけど、ハナから馬券初心者が指数を頼るのはよくないと……。
自分の競馬予想法、馬券術を構築する伸びしろをなくするように思えまして。
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指数を競馬予想で使い続けてると……
指数をハナから使ってると競馬予想の瑣末な部分を見ようと思わなくなる。
競馬本や馬券本、雑誌のたぐいなんて知らなくってもいいや、俺はとなる。馬券が外れ、愚痴は増えていく。愚痴を言わなくするための納得の行く材料を仕入れなくなる。
こういう循環になるのが嫌だったのです。中央競馬・地方競馬に関わらず、競馬初心者の頃から指数べったりで行くとロクなことがないんじゃないか。
指数を構成する要素を知っててなのか、知らずなのか。この差は影響はでかい。
数字の高い低いは誰でも見分けがつきますから。
見分けがつく数字を使うとき「どうしてその数字になったのか」についてそれなりに知らない段階で使うのって恐くないのかと……。
指数の作り方や出し方の方程式、理論には興味があるけど、出された数字を使って馬券を買うことには興味がないまま競馬を続けています。
レース映像を見て、年間の回収率が100%割らない年が続いても自作の指数を作ろうとも思いません。
「指数が高かったのにどうしてこなかったんだろう」ということを考える材料を、レース前に持っていない状態になるのは嫌でして。
模索する状態になりにくい。疑問も湧かない。ゆえにつまらなくなり、愚痴も多くなる。競馬の復習もやりにくい。
競馬予想していく上での発見がなくなるのは嫌なんですね。
指数を頼りにしていると、指数の外にあるものを追究する感覚が薄くなるんです。関連を見つけにくいと言いますか。
たぶん、馬券初心者だった自分が指数に興味を抱かなかったのは、単純に指数を扱うということが面白く思えなかったからでしょう。
調教に手を伸ばしたのは、伸びしろがあるなぁと感じたから。
データ本に手を伸ばしたのも、伸びしろがあると感じたから。
伸びしろがあると感じられるものでウロウロしていたほうが発見ありますし、失敗しても次に活かせる醍醐味を見つけられますから。
(最終的にレース映像をみて競馬予想するところに……。一番伸びしろがあると考えられたので)
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と、ある馬がいて、指数80でございます。指数を構成する要素とはなんだろう
指数が80です、90ですと言われても、どうしてその数字なのかを詳細に語ってもらわないと、動きを大きく取れないでしょう(=馬券を買えない)。
70+5+5=80
も、80ですし、
10+80-10=80
も、80です。
どういう加点ポイント、減点ポイントがあっての数字なのか、表記されている指数は見たことがありません。
80は80です。作り方や出し方の方程式はブラックボックスになってることが多いです。
どうして本命を打った馬がこなかったのか、このことを次に役立てられる形で持っておかないと、今、選択をミスったことが次以降、役立つ形になってゆかない「恐さ」ってあるんです。
指数を使ってると、それが流れていってしまうところがある。準備しにくいんです。積み重ねられないと、次も同じことしてしまう。
なので、指数化しないで、指数化する前の状態が大事というわけです。
時間は有限じゃないですから、行動したことの試行錯誤をイイモノにするために指数を頼りにしていてはいけない……。
たぶん、そんなことが馬券を買い始めた頃おぼろげながら頭にあったんじゃないでしょうか。
パッとわかることではありませんし、定点観測しないといけないことではありますが、今解らないことがパッと解るための積み重ねっていうのも楽しみだったりします。
競馬を始めるきっかけ。2冊の新書を読んだところから(植島啓司)。
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競馬予想の指数のイメージは、冷凍保存?
馬券を数年買い続けてきて、現状、馬券における指数のイメージは、こんな感じ。
ある1レースにおける成績……、時計、馬場、道中の塩梅、枠順の有利不利、ペース、などなどを方程式に入れ、数字に「冷凍保存」したもの。
そう、成績を冷凍保存したものが「指数」なんです。
次走出走してきたとき指数をどうするのかといいますと、冷凍保存されたものを解凍してあげないといけない、というイメージ。
カチンコチンの数字をそのまま使うのではなく、そのレース、そのレースに応じて解凍してあげるわけです。解凍する温度を変えるといいましょうか。
でもそんなことしている人ってどのくらいいるんでしょうか?
それが可能な指数の詳細な提示をしているものってどのくらいあるのでしょうか?
面倒なことをするんだったら、冷凍なんてしないで、素材そのままにしておけばいいじゃないのか……。
あと、自分で指数を作っている人はいいのだけど、誰かが作った指数で馬券を買ってる人って、ある日指数が提供されなくなったら馬券買えなくなっちゃうのかという心配もあるんです(余計なお世話ですけど)。
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指数で自分を見られたくないから、馬に対して指数は使わない
本音はコレです。
自分の評価を指数でされたかないから、馬を指数に封じ込めない。
お前は、指数で言うと64だななんて言われたくありません。
あと、数字だけ追いかけるようになって、馬を見なくなるのも嫌なんです。
ただ、スピード指数などで馬券を取り続けられる人たちは人たちですごいなぁと思いますよ。自分はそれは無理。
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指数が高くっても、その馬を買えるかどうかは別問題
これもありますね。
馬券を買う根拠はとても大事というヤツです。その根拠の柔軟さで、100円賭けるところを1000円にも10000円にもできるわけですから。
指数が80というだけで、それが出走馬の中で1番だからといって馬券買えないですよ(もちろん指数だけで馬券を買うんじゃないだろうけど)。
指数の高さと馬券を買う自信は本来、連動してないと変です。
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指数のツークッション
馬券を買って、自分が馬に乗るわけにはいきません。ということは、馬券を買う行為というのは、誰かに行動を託している。
ワンクションあるわけです。ワンクッションがあるから紛れも生まれる。ノイズも走る。
誰かが算出した指数を使って馬券を買う。これ、もうひとつクッションを置いてることになる。
指数のツークッション。紛れのツークッション。
クッションを置けばおくほど正解から遠ざかる。捕らえにくくなる。
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競馬の指数。中央地方の予想に作り方気になるも使ったことがない話。まとめ
競馬って、どこまで行ってもアナログなものでありまして。ドロドロしてるもの。
そこに指数というものが登場する。どこかデジタルな匂いがする指数。汗臭くないんです。人馬ともども泥だらけになってゴール板を駆け抜けるイメージはそこに介在していない。
今後も自分は使わないだろうなぁ……、指数。自作するもないだろうなぁ……、指数。
競馬予想の指数の信頼できる理想形とは?
本来、競馬予想の指数の理想形はありとあらゆる条件変更に即して、前走出した指数が変わるようにできてるものなはずです。
競馬の指数とは? と聞かれればそう答えます。理想系な競馬予想の指数があるとは聞いたことがありませんが(調子を絡めたものは見かけますが、条件変更まで見てるかどうか?)。
前走、水の浮く良馬場で80の指数だった馬が今回パンパンの良馬場でも80でいいかというと?(馬場状態)。
前走、大外からどうにか逃げて行けた馬が今回は最内枠。前走と指数が同じでいい?(コース形態・コース適性)。
前走、大きな不利のあるレース。その不利に関わらないでの指数。不利を受けた馬も今回出走。指数は変わらなくていい?
自分がもし競馬の指数を作るのであれば、JRA-VANのCMではないけど「急に雨が降ってきて重馬場」な条件変更に対応可能なソフトを作ります。
ちなみに、マイネルの岡田繁幸さんはグリーンチャンネルの番組内で「馬場状態が変われば、勝つ馬変わりますから」と発言されてます。これは事実です。なので、馬場状態が変わったのに指数が変わらないのは変なのです。
あっ、当たる当たらない関係なく、他人の商売の邪魔をする気はサラサラもないです。使える指数もあるでしょうし。
ただ、指数を使って馬券を買えない人もいるという話です。
以上、競馬の指数【中央地方の予想に作り方気になるも使ったことがない話】でした。
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