趣味とは男女問わずその人を作る土台【お金をかけてもかけないで安いものでも、のめり込んでも意味はある】

趣味とは男女問わずその人を作る土台【お金をかけてもかけないで安いものでも、のめり込んでも意味はある】

 

趣味のジャンルを種類をあげたらキリはない。

 

「本に、漫画に、CD、レコード。散歩に競馬……、スポーツ、アニメ、アウトドア」。

 

趣味とは、男性女性を問わず、その人を作る土台になっているものではないだろうか。

 

趣味にお金をかけても、逆にお金をかけないで安いものでも、意味はあると思う。趣味にのめり込んでも極めても意味はある。趣味を持つことはおすすめ。

 

人間、基本的に知っているものを使うことで選択していく。ということは、趣味において知ったことから、仕事などに派生することはめちゃくちゃあるだろう。趣味に意味がないなんてことはない。お金を稼ぐコツや方法、アイデアに結びついたり。

 

読んだ本、漫画。聞いたCD、レコード、音楽。散歩して見つけた、妙な看板。ダービーを駆け抜けた馬たち。

 

趣味にお金をかけるか、かけないかに関係なく。男性も女性も関係なく。知っていくことの抵抗感をなくして、好奇心を増幅してくれるのが趣味だ。

 

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目次

お金を稼ぐ。好きなものに、使う。好きなことに、使う。趣味に使う。

その給料なりなんなりを日々使うわけですが、どうお金を使うのかというのはその人その人で違う。

 

必要なものにはお金を使うし、必要のないものにはお金を使わない(使いたくない)。

 

時間もまた同じ感じ。

 

必要なものには時間をかけるし、必要のないものには時間をかけない(時間をかけたくない)。

 

えっ? 当たり前?

 

そう。当たり前。

 

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お金の使い方は偏ってるのが当たり前ではなかろうか……(趣味。本に漫画にCDにレコード……etc……)

「ファッションなんかにも、およそ興味はなかったね。ストライプのシャツ着て、ビーチボーイズをやるみたいな趣味はなかった。だいたい、服に何千円かけるなら、それでレコードが何枚買えるっていう発想しかないんだから。ひたすら、レコードばかり」

「宝島」1982.05・ロングインタビュー山下達郎、より

素晴らしい。

 

おっしゃる通りですよ、山下達郎さん。レコードにお金をかける。音楽にお金をかける。

 

服よりも、レコード。レコードを何枚買えるかが大切。

誰か、CMのキャッチコピーに使っちゃってください(どんなCMにだよ)。

 

読んでてとてもテンション上がったのを覚えています。達郎さんにインタビューされたのが、私3歳のときというのにもびっくりでしたけど(どういう計算してるのさ)。

 

自分が28歳くらいのときだったかにこのインタビュー、読んだんです。部屋中、本とか、CDだらけだったときですからね!(今の部屋もその頃の状況に近づきつつある~)。

 

特に「服に何千円かけるなら、それでレコードが何枚買えるっていう発想」というところにはもう、膝を何回叩いたか。

この先、茄子は食べません、達郎さんのお嫌いな茄子は食べませんって宣言しようかと思うくらいの勢いでして(茄子=達郎さんの大嫌いな食べ物。煮ても焼いても食べられないとサンソンで言ってましたっけ……)。

 

ファッションにお金をかけるのであれば、好きなもの(趣味)にお金をかけるよ! って。

そう思って生きてきたもので、同じようなことを言ってる人がいて嬉しかったんですよ。

 

さて、28歳から、35歳になった自分がその頃と気持ちが変わったかというと、そんなことはまったくない。変わってない。今着てるものは、ほとんどユニクロでございます。

 

そして、本やらCDやら、馬券やら……買ってる。

 

いたって、精神的に健康。

 

例えばですよ……。好きなもの(趣味)にお金をどう使うかという話

ファッションにお金をどう使うか……。

 

かっこいい5000円のシャツが、売られていたとしましょうか。

 

ユニクロばかり着てますけど、ときどき、「あー、このシャツよさそうだなぁ、いくらだろう」ってところに出くわします。

 

出くわすけど、買いません。よっぽどの理由(デートするとかね)がなければ、本かCDか競馬かたこ焼きなどにお金を使います。

 

しいて言えば、馬券で財布が暖かくぬくもりを増したら、「色違いで、3着くらい買っちゃうー? デートの予定ないけど!」と、思うかもしれません。しかし、意外とそう思ってても忘れてるんですよ。

 

お金が増えたとしても、いつも気にしているもの(趣味)に視線は行きますから。

 

なぜそうなるのか。

 

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ファッションよりも本にお金をかけたほうが、自分の頭の中にある「謎」が解ける可能性が高いからです。

だから、本>ファッションとなってるんです。趣味の醍醐味はそこにあるのではないでしょうか。

 

かっこいい服を着てた方が、自分の謎解きに有利と思っていたら、服買います(かっこいい服着ることで、「いいね、その服」なんて言って、関わりが増えて会話が増えて、自分の謎が解ける可能性が高いのなら)。

 

でも、そんなことはない。

 

趣味の順番なんです。ファッションを優先した場合、自分だと下手こきまくる可能性が高い。謎が解けない。

 

念のために書きますと、服なんて一切合切いらねぇよって言ってるわけでないんです。

最低限のレベルでいられれば、とりあえずいいではないか、と(一切合切いらなかったら、捕まりますからね)。

 

だから、本>ファッションだったとしても、読書している間に「あ、その手もあるか」ってな具合に気づいて、服を買いに行くということはあると思います。趣味の変化といいましょうか。

 

作戦って言ったら大げさですけども、謎解きに有利なほうに舵を切るのは自分の中で当然のことなんです。

 

タバコ止めて数年経って、まぁ止める前も太ってたけど、止めてからもっと肥えまして。服買うんだったらやせてからのほうがいいだろうと、ユニクロ着てたりする部分はあるんですけども……(と、お腹をさする)。

 

あれです、10万の服着たからといって、万馬券が取れるようになるわけではないのは確か(もともこうもない話だけど)。

ようするに、本でも競馬でもCDでもいいんですが、「心底好きなもの」にお金をかけたいんですよ。

 

そういうことを経てないと、何がかっこいいのかもわかんなくなっちゃう。

 

わかんなくなっちゃうってことは、かっこいい服を選びにくくなる。

 

得手不得手って、どうしてもありますから。順番ありき。

 

そうやって生きることが果たして、つまらないことなのか?

 

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好きなこと(趣味)にお金を使う……、支払いの優先順位の高さ

 「生活費で二十代をふりかえるとき、私の場合の総括としては、「いかに困窮の兆しがあろうと、飲み代だけはけちらなかった」ということになる。あんまり自慢できるようなことではないが、とにかくそうなのだ。

そうして三十代も後半に近づいた今、思うのは、二十代のとき使ったお金がその人の一部を作るのではないか、ということである」

角田光代『しあわせのねだん』(新潮文庫)より

 

お金をどう使ったのかということが、その人の一部を作る。そういうことはとてもあることだと思います。

実際にお金を支払ったという事実から来るものなんでしょうね。その上で趣味に使ったお金というのは大きいところがあるでしょう。

 

たくさん本を買って、ほとんど読まないまま売り払ってしまった経験がありますけど、古本屋さんで本眺めてるときに、「そういえば、この本買ったことあったなぁ」という記憶ってひっかかってます。一度は好きで買ったわけで。

 

そんな本をまた買ったりすることもありますが、楽しいもんですよ(今度こそは読むぞーって)。

 

このからくりって、思考回路ができあがってゆくことに密接に関わっているのでしょう。趣味がその人、その人の思考回路を作り上げて行く話。

 

おごられっぱなしな人は、お金を使っていないわけだから、何らかの記憶のひっかかりがないと言ってもいいような……。

だらだらお金を使ってしまった人は、だらだらした人なりの思考回路が作り上げられる。逆にお金を使わなかった人は、使わなかった人の思考回路が。

 

映画にお金をたくさん使った人も、テニスにお金をたくさん使った人も、旅行にお金をたくさん使った人も……。お金を使ったという記憶を持って、その人なりの思考回路が作られる。

 

……思考回路という言葉が固いのであれば、考えでも、思いでもいいと思う。

 

その人の全部にはならないけれども、偏った形でお金を使ったものって、道を間違えなければ、けっこうな宝になる。

 

道は間違えてないぞ。ないぞ。

 

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達郎さんで言えば、無理してでも買い続けたレコードのコレクションがあるから……。

長い間ラジオを続けられていると言っていいと思うし(もちろん、音楽活動も同様)、角田光代さんで言えば、たくさん使ったであろう飲み代があるから、コンスタントに作品が書けていると言ってもいいと思う。

 

支払いの優先順位の高いものが、その人の何割かを作る。それに時間も介在する。

 

これを楽しいと思いますか? つまらないと思いますか?

 

一人の趣味もいいし、アウトドアな趣味でもいいし、新しい趣味を探してもいいし、面白い趣味はあちらこちらに探せば出てきます。

 

ただ、趣味の見つけ方はその人の知っていることに左右される部分は出てくると思いますが……。

 

それが「大人の趣味」になるのかはわからないけど……。

もちろん、度を過ぎなければという収入の保証みたいな部分はあるものの……、つまらない行動ではないですよ。

 

好きなものにお金を使うことっていうのは。

 

考え方の土台を作ってるところは多々あるもので。

 

ブログにからめて、好きなことにお金を使うことを考えてみますと

支払いの優先順位の高かったもの、例えばそれがメンコだった人がいる。

 

その人がブログをはじめる。メンコをブログに活かそうと思えば、けっこう楽しいものが作れるような気がします。

 

無理してでもお金をかけたものがある人って、面白い話がめっちやくちゃあると思うんですよね。

 

自分では興味があっても支払い順位を高くできないものがあるわけで、間接的とはいえそういうものが見られるのは楽しいという部分もありますし。

 

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趣味にお金をかけても安いものでも、のめり込んでも問題ない。まとめ

趣味というのは、種類は多種多様。かっこいいこと、おしゃれなこと。園芸、スポーツ鑑賞、映画、カラオケ、カメラ、アウトドア、アイドルのイベントにのめり込む人もいるでしょうし、靴磨きを極めようという人もいるでしょう。

 

趣味を深めて、深めて行ったときに謎が解けて行く嬉しさ。もちろん、お金のかかることもあるでしょうし、安いもので可能なこともあるでしょう。

 

ある一方には使うお金を絞って使わず、「心底好きなもの」にお金を使うことは、偏っているように思える。

 

しかし、そういう使い方をした先には、楽しみがより増したり、お金を絞っていたほうにもお金を使えるようになるかもしれない。

 

心底好きなものにお金を使う姿を忌み嫌う人が、多々いるだろうとは思います。

 

けれど逆に「楽しくて仕方がない」人も多々いるんですね。

 

そのときの経済状況に左右されるだろうけど、心底好きなものがあって、お金を使えることというのは、自分の目には正常に思えたりします。

「道楽というものは何だってそうだが、中途半端な遊び心で行うから禍いの種になるのである。

仕事と同様マジメに取り組めば得るものは大きく、なおかつ人生を美しく彩り、豊かにする。

さしたる道楽がないというのは、けっしてほめた話ではない」(78p)

浅田次郎『かわいい自分には旅をさせよ』(文藝春秋)より

 

以上、趣味とは男女問わずその人を作る土台【お金をかけてもかけないで安いものでも、のめり込んでも意味はある】という話でした。

 

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