「競馬のレースで騎手は直線、ステッキ・鞭を入れたり、追い出したり、ゴールに向かって動作が大きくなります。
直線、ステッキ・鞭を入れてるシーンは良く見ます。右鞭、左鞭。右からステッキ、左からステッキ。
そこからなのか、競馬のレースで騎手が、ステッキ・鞭を直線で入れなかった勝ち馬、ノーステッキだった馬は馬券になるという」。
強いという意味合いで見るのだと。
騎手がステッキを直線入れなかった勝ち馬は馬券になるか……。
そう、書かれていた、東スポの記事に「ホンマカイナ」と思ったのです。競馬に置いて、脚質、いろいろあるじゃん。
ステッキ・鞭を入れる意味合いは競馬において一つの流れだけではない。
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競馬まとめ【競馬予想・馬券の買い方・確率の上げ方など、記事数豊富】
「競馬予想方法のまとめ」「競馬のやり方のまとめ」「馬券に関わるまとめ」「競馬の確率を上げるまとめ」などなど。「競馬データを細かく見てしまう人のまとめ」です。「競馬のデータを大きな数字の偏りだけで見ていない人のまとめ」と言った方がいいかもしれません。競馬の1事象、1事象見てまとめる感覚です。「マニアックなまとめ」になってます。
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目次
競馬のレース。直線、ゴールに近づく騎手のアクションを競馬予想に活かす
競馬のレースに有利・不利は大小あるけど、結果からレース回顧する上で触れないといけない不利はある。フェアリーS・ビービーバーレルの続き。
東スポに書かれていた記事には、中舘調教師の話を参考にして、レース中、直線ゴール近くを走る騎手のアクションを参考にして馬の強さを考えてみようと書かれている。
直線でステッキ・鞭を打たなかった勝ち馬を買おうというわけあります。ノーステッキな馬を買うと。
競走馬がスタートから走って来て、直線残り300、200mと追い出したりするわけですが、ゴーサインとしてムチを入れたりするシーンはどのレースでもあります。
地方競馬の朝方の少頭数のレースでも、有馬記念でも。ダービーでも。
ムチ、ステッキを入れなくても勝ったらゴーサイン分アクセルを踏まなかったということだから、なんらかの脚が残ってるということはもちろん考えられます。
自分も、レース映像を見て行く上で、直線における騎手の動作と馬の反応と動きというのは気にしてまして、出走馬1頭1頭詳細に書くこともあります(そんなレース映像から考えられる、詳細なカルテみたいなものを、よっぽどの馬を除いて1頭1頭作らないと馬券を買えないような感覚になってしまいましたけど……)。
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競馬における、逃げ・先行/差し・マクリ・追い込みというスタートからの脚の使い方
レース後半、直線における騎手の動作と馬の反応といいましても、逃げ先行の馬たちと、差しやマクリ追い込みの馬というのは、直線においての「体力・気力の残り方」が違いますから、直線ゴール間際のムチの使い方、追い方をイッショクタにすることはできません。
スタートを切られてからの体力や気力の使い方に違いがあるからです。
逃げや先行馬というのは、スタートして前半に「体力・気力」を使うわけで、直線では前半の貯金をどう崩されないかが勝負です。
たいてい直線では「追ってる」し、ステッキは「入れてる」でしょう。イメージとしては、使えるものを使い切るという感じ。
馬場にその馬の体力、気力は残さないぞと。有利になるのは、馬場が湿る、テン3ハロンが下り坂でいったいったいった。ふらふらしてて、ステッキを入れてない馬もいるでしょう。
調教師に「逃げられたとしても、逃げさせたくない」気持ちがあるのは、逃げてしまうとその馬の「限界が見えやすい」からと考えてもいい。
だから、ためて行くということが重要視されるのもわかります。
差しや追い込みの馬たちはスローペースで、後半勝負、でありますから、体力、気力を温存することも可能な競馬ができるわけです。
騎手は鞭・ステッキを使いますし、直線で追うことは基本です。しない馬はほとんどいません。「流した〜」という表現が実況でされるのは、差しか追い込み馬ばかり。
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「競馬におけるステッキの使い方の意味合い、東スポの記事、自分の考えと、逆だな……」
東スポの記事読んでて「自分の考えてたことと真逆なことが書かれてるなぁ」と思ったんです。競馬のレースで騎手がステッキを直線で入れなかった勝ち馬は馬券になる……?
ステッキをパンッ……パンッ……と、リズム良くいれ、ほとんど「追わず」ゴールした馬は余裕を残してる、気力、体力を温存してると考えてたのです(これは、勝ち馬に限らない。
「直線でここからだと届かない」と判断した騎手がどこまで伸びるのか試してみたりしているように見える=追う動作の何段階かを残している)。
このステッキのリズムというのが早すぎると良さが減ってゆく感覚があります。
ゆっくりと入れてて、反応がいいと強い馬という印象があります(ただし、逃げ先行馬がタレていくときに同じような動作になるのは注意。あと、騎手にも特徴があって……もごもご……)。
つまり、ステッキだけで伸びてあまり追ってない馬が強いということは、追った馬は力を発揮してるということです。
追えば追うほど、馬はエンジンをフル稼働してゆくということです。直線、差し追い込み馬な脚質においての話ですが……。
ですから、東スポに書かれたノンステッキな馬というのは、「追いまくってる」ことが多いんじゃないの? と思ったんです。
力を極限までとは言わないけど、使い切ってる。追って、そこそこ伸びてる、後続も迫って来てない。
だから、ステッキ入れない。逃げ・先行馬であれば、スタート後に脚使っているのですからなおさら。
果たして、次走も馬券になるのだろうか? 今回も力を使い切るような騎乗が可能なのか。力を使い切れたのは、なにか有利に働く事象があったからではないのか……。
ちょいと疑問に思った記事なのでした。
(余談を書くと、「この馬いいんじゃないの」と東スポで例にあげてた、エメラルエナジーは初茜賞で凡走してます……)。
そういえば、中京で「ホンマカイナ」という馬がデビューしてたなぁ……。
……まあ、馬に乗ったこともない人間が競馬のレース映像見まくってのたわごとですけどね……。
以上、競馬でノーステッキ(鞭)な勝ち馬は馬券になる【東スポの記事に「ホンマカイナ」】でした。