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森博嗣「やりがいのある仕事」という幻想【男性も女性も、意味を感じる必要があるとは?】

森博嗣『「やりがいのある仕事」という幻想』(朝日新書)。男性も女性も、意味を感じる必要があるとは?

森博嗣作品を小説からではなく、エッセイ、コラム、新書からでいいのかという話はあるのですが、本屋さんで見かけましたもので。

 

森博嗣さんのおすすめ本は、小説、エッセイ、コラムとたくさんあるだろうけど。どなたかのおすすめ本の前に、新書見かけましたもので。

 

森博嗣「やりがいのある仕事」という幻想(朝日新書)

 

いいエッセイのタイトルだなぁ。私はこの森博嗣「やりがいのある仕事」という幻想をおすすめ本にします。仕事の本であり、やりがいに関するおすすめ本でもあります。

 

それにしても、森博嗣さんどれだけ本書かれてるんだろう。

 

森博嗣さんの小説シリーズ物読んでいないけど、新書のタイトルが素敵でおすすめ本にできる

森博嗣さんの小説シリーズ物、Vシリーズだったり、「すべてがFになる」だったり、「スカイクロラ」だったり、あるわけですけどもまだ読書してません。ブックオフでよく見かけるのだけど、買わないでいまして。

 

森博嗣・人気ランキング的に、売上的にどういう感じなのかは知らないですけど。森博嗣さんの作風をよく知らなかったりもしてますが(ヲイヲイ)。森博嗣さんがどういう人か知らなくっても、面白いなと感じたらそれでいいんです(ほんとかよ)。

 

読書はフットワーク軽い方が面白い作品に手が届きやすいと思います(注・古本屋さんでたくさん本を買ってしまう人の方便)。

 

本屋さんで見かけた、森博嗣さんの新書、いいタイトルだったんです。

 

言葉の連なりがすごい。セリフがすごいというのか。名言といってもいいか。そうそう、そうなんだよとおすすめしたい。

 

森博嗣『やりがいのある仕事という幻想』。

 

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やりがいのある仕事って意味を感じる必要があるのか?

いつから「やりがい」と言う言葉が多用されるようになったのかわからないですが、10代、20代、30代いや、もっと上、40、50、60代と年代問わず、男性、女性問わず「やりがい、やりがい」と耳にするようになりました。

 

言葉に意味を感じることがあって「やりがいのある職場」「やりがいのある仕事」「やりがいのある仕事ランキング」みたいに使うわけですから、意味合いがエピソードとして伝わりやすい部分を獲得しているんでしょう。

 

男性に特化して「やりがい」を使ってる、女性に特化して「やりがい」を使ってるわけでもありません。男女区別なく、やりがいの意味合いはどことなく伝わってる。けれどもけれども、やりがいという言葉をうざいとは思わないけど、分からない部分が多すぎる。意味合いのごまかしがあるんじゃないのかと思うわけです。

 

前々から、やりがいのある仕事って意味を感じる必要があるのか違和感があるのでした。

 

そこへ、森博嗣さんの新書を見つけたものですから、速攻でレジへ向かいます。やりがいの意味合いの謎解きでございます。森博嗣「やりがいのある仕事」という幻想。ぴったりなタイトル、新書です。

 

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ほんといいタイトル。森博嗣『「やりがいのある仕事」という幻想』

森博嗣「やりがいのある仕事」という幻想。という新書のタイトルを読んで、思ったのは、やりがいがなきゃ、仕事しないのかよっていうことでした。

 

仕事の面白み、面白さはそこにあるのかしらん? やりがいのある職場でないと仕事ができないのか。やりがいのある仕事でないと、達成感がないのか。やりがいのある仕事でないと、働きがいがないのか。

 

仕事における「やりがい」の意味って、笑顔でありがとうと言われて、感謝されて、安定してみたいなことだと思ってるのだろうけど…。

 

やりがいを生きがいみたいに、言葉を言い換えたとしても、幻想だよなぁ。

 

充実感? モチベーション? 好きなことを仕事に?

 

やりがいの意味を「心の張り合い」とすると、わざわざ外に見せる必要はあるのだろうかと思うわけです。やりがいを、やりがいのある仕事として感じるために、誰かに見せて意味を持たせる必要があるのかと。

 

そういう意味を持たせつつ仕事しないといけないのは、動作が重くなってはいないかと?

 

心の張り合いは心の中で意味を感じるようにして仕事をすればいいわけです。どうしてキャッチコピーのように、声高になる必要があるのでしょうか? 仕事の質を上げるために必要な意味のあるキャッチコピーなのでしょうか。

 

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やりがいを感じる意味は仕事する人の評価、動機付け

というのは、仕事の受け手からすると、やりがいというのは相手の評価、動機なんです。

 

酷な言い方をするとやりがいがあって仕事してるからと言って、受け手にとって「いい仕事」かというとそうもないことが多い。やりがいを感じてるからといって、いい仕事になるとは限らないわけです。やりがいを感じてるという意思表示が逆にアダになることだってあるはずです。

 

やりがいがあるからと言って、また利用したくなる仕事につながるかというと?

 

若い頃にそうやりがいを感じるのは仕事をしていく上でいいこともあるけれど(気持ちを安定させるのには役立つ)、やりがいがないと仕事にならないのはおかしい。

 

これまた口の悪い言い方すると、もらえる給料、お金が少ないときに「やりがいのある仕事」と言って、気持ちをごまかしてはいないかとも思う。

 

無理に安定させるために「やりがい」と言ってないか?

 

「たとえば、あの人は、植物のことにとても詳しくて、沢山の知識を持ってる、というのと、あの人は税理士さんで、税金のことを良く知っている、というのは、同じ価値の可能性なのである。仕事かどうかが問題なのではない。自分にとって、どちらが価値があるかは、自分が何を得たいかによって決まる。

家が設計できる人も、折り紙が上手な人も、どちらが偉いということはない。今の自分にとって、どちらに価値があるか、というだけの判断なのだ。もし、金が沢山欲しいという人には、金を稼げる仕事に価値がある。また、折り紙が上手になりたいという人には、折り紙が上手な人の方が価値がある。職業の価値とは、せいぜいその程度のものである」

森博嗣「やりがいのある仕事」という幻想(朝日新書)、60pより

やりがいのある仕事という意味を無理に探して、承認欲求的なものを感じる必要はないわけです。やりがいを感じないからといってげんなりする必要もない。仕事が仕事としてこなされてばいい。

 

自分の得たいものへまっしぐらとなってない表明なわけです。

 

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やりがいのある仕事、意味を感じる必要性は「お客様は神様である」の都合のいい誤訳の裏返しなのでは?

三波春夫さんが「お客様は神様である」とおっしゃった話は有名ですが、この言葉の意味は「良い表現をしたいので、お客様を神様とみて演じます」というもの。表現の受け手であるお客さんから何か得るための言葉ではないのです。

 

現在では誤訳されて、お客なんだからサービスしろよという意味になってしまってる。水の流れがよく都合よく、価値を生むものに人は容易に殺到する。そんな意味も分からないのかと言う。訂正する隙間も残ってないほど。

 

お客様は神様の誤訳の反動で、やりがいのある仕事に意味を感じたい感情が声高なキャッチフレーズになったんじゃないかと思う。自分の心の中においとけばいい意味合いを外に出さないとお客様は神様の誤訳と張り合っていけない。

 

お客さんと見て神様と見て上げるから、仕事のやりがいをくださいというわけです。意味を感じるようにしてくれという。男性も女性も、20代30代40代と年代関係なくある気がする。なんとも不毛な意味合い。

 

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おすすめ本【面白い】森博嗣「やりがいのある仕事」という幻想。男性も女性も、意味を感じる必要があるとは? まとめ

森博嗣『「やりがいのある仕事」という幻想』。

 

エッセイ読書していきますと、こう思う。

 

仕事のやりがいは見つけるものなのか?

 

「仕事が面白い」のはとってもわかる。

 

仕事をしていく動機づけだったり、達成感、手応え、適正はある。けど、やりがいを見つけるものでもないし、見つからないからげんなりすることでもない。強く追求する必要もない。発見しなくてもいい。どんな職業でも。男性も女性も無理にやりがいの意味を感じる必要はない。

 

森博嗣さんの作品。1冊読んでみて「これは名言だな」と付箋貼ったりする数が多いと次の作品も次の作品もってなります(小説でなくエッセイなのはヲイヲイだけど)。

 

森博嗣『「やりがいのある仕事」という幻想』、仕事ほんとしておすすめです。

 

以上、森博嗣「やりがいのある仕事」という幻想【男性も女性も、意味を感じる必要があるとは?】でした。

 

 

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